戸建住宅の工事現場のプロセス:外壁下地工事〜具現化する「設計イメージ」・「自分だけの空」と自然の光と風〜|豊島の家11・東京の建築設計

前回は「戸建住宅の工事現場のプロセス:根太を支える鋼製束〜断熱工事・床下のスタイロフォームで高断熱〜」の話でした。

目次

外壁下地工事

豊島の家:外壁工事(新建築紀行)

床の断熱工事がひど段落したら、外壁の下地工事に入ります。

今回はシンプルな外壁のボードに、白い吹き付け工事をする予定です。

そして、「白い箱に外部ヴォイドのテラスが貫入する」シンプルなデザインです。

豊島の家:模型(新建築紀行)

そこで、柱・梁を全面的に構造用合板を施工して、ガッチリした構造体を作ります。

分厚い合板で、
しっかりと「面的」な強さが出ます。

茨城の家の際(上記リンク)にも、構造用合板を使ってガッチリと支える構造を作りました。

新建築紀行
豊島の家:模型(新建築紀行)

内壁も外壁もホワイトで統一し、外部フォイドが引き立つデザインです。

具現化する「設計イメージ」:「自分だけの空」と自然の光と風

豊島の家:外壁工事(新建築紀行)

内部から見ると、構造用合板がしっかり施工されているのが、よく分かります。

上の写真で、「筋交ではない斜めの部材」があります。

これは、「工事中に柱・梁をしっかり留めておく」ための部材で、設計図書にはない木材です。

現場監督の判断で、
適切に木材を配置して、工事中安定させます。

豊島の家:外壁工事(新建築紀行)

今回、最も大事なコンセプトの、外部テラスのヴォイドが出てきました。

ここから、自然の光と風が住まいを、
突き抜けてゆくイメージです。

豊島の家:外壁工事(新建築紀行)

空を見上げると、テラスとサッシュで「切り取られる空」「自分だけの空」が見えました。

自分の抱いている設計イメージが現実となってゆく様子を見ると、嬉しくなります。

よしっ!
このイメージだ!

外壁が貼られると、内部空間がハッキリしてきます。

次回は上記リンクです。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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