前回は「戸建住宅の工事現場のプロセス:根太を支える鋼製束〜断熱工事・床下のスタイロフォームで高断熱〜」の話でした。
目次
外壁下地工事

床の断熱工事が一段落したので、外壁の下地工事に入ります。
今回はシンプルな外壁のボードに、白い吹き付け工事をする予定です。
そして、「白い箱に外部ヴォイドのテラスが貫入する」シンプルなデザインです。

そこで、柱・梁を全面的に構造用合板を施工して、ガッチリした構造体を作ります。

分厚い合板で、
しっかりと「面的」な強さが出ます。
茨城の家の際にも、構造用合板を使ってガッチリと支える構造を作りました。(上記リンク)


内壁も外壁もホワイトで統一し、外部フォイドが引き立つデザインです。


都市の中に、白いはことヴォイドがソッと置かれるイメージです。
具現化する「設計イメージ」:「自分だけの空」と自然の光と風


内部から見ると、構造用合板がしっかり施工されているのが、よく分かります。
上の写真で、「筋交ではない斜めの部材」があります。
これは、「工事中に柱・梁をしっかり留めておく」ための部材で、設計図書にはない木材です。



現場監督の判断で、
適切に木材を配置して、工事中安定させます。


今回、最も大事なコンセプトの、外部テラスのヴォイドが出てきました。
「ヴォイド」である木のテラスに関する話を、上記リンクでご紹介しています。



ここから、自然の光と風が住まいを、
突き抜けてゆくイメージです。


空を見上げると、テラスとサッシュで「切り取られる空」「自分だけの空」が見えました。
自分の抱いている設計イメージが現実となってゆく様子を見ると、嬉しくなります。



よしっ!
このイメージだ!
外壁が貼られると、内部空間がハッキリしてきます。
次回は上記リンクです。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。