前回は「豊島の家 10〜戸建住宅の工事現場・断熱工事・根太・土台と鋼製束〜」の話でした。
目次
外壁下地工事
床の断熱工事がひど段落したら、外壁の下地工事に入ります。
今回はシンプルな外壁のボードに、白い吹き付け工事をする予定です。
そして、「白い箱に外部ヴォイドのテラスが貫入する」シンプルなデザインです。
そこで、柱・梁を全面的に構造用合板を施工して、ガッチリした構造体を作ります。
分厚い合板で、
しっかりと「面的」な強さが出ます。
茨城の家 9〜家の工事の流れ・構造を面で支える構造用合板・軸組・ツーバイフォー〜|東京の建築設計から
構造用合板で「面の強さ」を確保する構造
具現化する「設計イメージ」:自分だけの空
内部から見ると、構造用合板がしっかり施工されているのが、よく分かります。
上の写真で、「筋交ではない斜めの部材」があります。
これは、「工事中に柱・梁をしっかり留めておく」ための部材で、設計図書にはない木材です。
現場監督の判断で、
適切に木材を配置して、工事中安定させます。
今回、最も大事なコンセプトの、外部テラスのヴォイドが出てきました。
ここから、自然の光と風が住まいを、
突き抜けてゆくイメージです。
空を見上げると、テラスとサッシュで「切り取られる空」「自分だけの空」が見えました。
自分の抱いている設計イメージが現実となってゆく様子を見ると、嬉しくなります。
このイメージだ。
外壁が貼られると、内部空間がハッキリしてきます。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。