戸建住宅の工事現場のプロセス:根太を支える鋼製束〜断熱工事・床下のスタイロフォームで高断熱〜|豊島の家10・東京の建築設計

前回は「戸建住宅の工事現場のプロセス:柱と梁の接合部と金物〜土台と基礎・引き抜き力に抵抗するホールダウン〜」の話でした。

目次

根太を支える鋼製束

豊島の家:土台工事(新建築紀行)

柱・梁をしっかり金物で固定して、内部は土台をしっかり組み上げました。

土台はコンクリートの基礎で指示し、基礎のない部分は「鋼製束」と呼ばれる鉄製の束で指示します。

土台を設置する部分全てに、基礎コンクリートを立ち上げることも可能です。

この方法は現実的には手間とコストがかかり、合理的ではありません。

Yoshitaka Uchino

「構造上必要な部分」に
基礎を立ち上げます。

そして「基礎の立ち上がりのない部分」は、鋼製束で支持します。

茨城の家の木造軸組模型の話を、上記リンクでご紹介しています。

新建築紀行
茨城の家:軸組模型(新建築紀行)

この木造軸組模型では、虫ピンで鋼製束を表現しています。

断熱工事:床下のスタイロフォームで高断熱

豊島の家:断熱工事(新建築紀行)

次は断熱工事です。

断熱は床・壁・天井全て行いますが、

Yoshitaka Uchino

最初に
床の断熱工事となります。

今回は、少し厚めのスタイロフォームを施工します。

豊島の家:断熱工事(新建築紀行)

木造住宅用の断熱材を、井桁状の土台に合わせて、丁寧に貼ってゆきます。

こうしてみると、しっかり・隙間なく丁寧に貼られているのが、よく分かります。

Yoshitaka Uchino

隙間なく、
貼るのが大事です。

豊島の家:断熱工事(新建築紀行)

近くで見ても、全く隙間がありません。

大工さんの腕の良さと、一生懸命施工してくれている姿勢が分かります。

Yoshitaka Uchino

とても綺麗に
しっかりと施工されています。

次回は 、外壁工事です。

次回は上記リンクです。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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