練馬の家 6〜柱と梁の点検・確認〜|東京の戸建リノベーション

前回は「練馬の家 5〜構造補強と金物〜」の話でした。

練馬の家のデザインテーマは「梁」です。

柱と梁は軸組構造として「同じように大事」ですが、構造としてはやはり柱が主体となります。

柱が床を支えて、梁がその床を支えることを助ける感じです。

昔の家は「真壁づくり」が多く、真壁をつくるために柱が欠かれていることが多いです。

リノベーションの最も重要なポイントは、
「既存の建物を活かす」ことです。

柱は浴室周辺や外壁等で腐食しているなど、損傷が大きい時に限り、交換します。

出来るだけ既存のままで、残してゆきたいと思います。

柱・梁の交換・補強工事 1

また、昔の家は梁は小さめだったり少ないことが多いです。

この華奢な構造で、よく今までの地震に耐えてこられたな・・・

と思うことも、多いです。

それはまた、日本古来の木造建築の素晴らしい面でもあるのです。

リノベーションの設計では、既存の柱・梁の扱い方が非常に大事です。

柱・梁の交換・補強工事 2

2階です。

直方体断面ではない、自然な感じの梁が綺麗。

リノベーションらしく、この梁を活かしたデザインも考えました。

断熱性や「屋根裏部屋を作りたい」という建主のご希望で、シンプルに天井を貼ることになりました。

柱・梁の交換・補強工事 3

山小屋みたいな自然な感じの梁を活かしたデザインは、
今度やっていみたい。

真壁のため、切り欠かれている柱が多く、構造的に心配な柱もあります。

収納等の関係で柱を追加することもあり、これらの柱は既存のままにします。

外壁の柱や筋交は追加は比較的容易ですが、交換等は難しいことが多いです。

内部の壁の筋交増設・構造用合板などの面材を貼って、
合理的に耐震補強しよう。

柱・梁の交換・補強工事 4

内部に上手く耐震壁を配置することで、耐震性は非常に高くなります。

部屋のプランと合わせて、
上手く壁を配置しよう。

合理的な耐震壁の設置は、新築・リノベーションどちらでも木造建築設計の大事なポイントです。

次回は、断熱工事の話です。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

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