木造の強さを知ってほしい!|東京の建築設計

前回は「目指せ!海外みたいな美しい街並み」の話でした。

上棟 4

こんにちは。

今回は建物のつくり、構造についてどのように考えているかをお話ししたいと思います。

一般的な感覚として、建物ってなんとなく木造よりも鉄骨造の方が、しっかりしたつくりなんじゃない?という雰囲気がある気がします。

上棟 1

絶対にこっち構造の方がいい!というよりは、
それぞれの構造にメリットデメリットがあります。

鉄骨造は、鉄筋コンクリートよりも軽やかで、且つ頑丈な構造です。

しかし、熱などに弱いので、火事が起きたときなどは、ぐにゃっと一気に折れ曲がることもあります。

上棟 5:1階リビングと二階吹抜

木造も「鉄筋コンクリートよりも軽い」というメリットは同様です。

軽いという事は地震に弱いという訳ではありません。

構造物が重ければ、地震で揺れた際にかかる力も大きく、その物自体を支える為にも大きな構造体が必要になります。

その点、木造であれば
合理的なつくりとすることができます。

木造は、木の種類などによっては強度にばらつきが出ます。

また、火事の際に鉄骨の様に崩れることはなくても、「燃えてしまう」というデメリットがあります。

これらを踏まえたうえで、どの構造でつくるのがいいのか、デザイン・計画地の状況・建物の種類によって決めています。

筋交工事

木造は法規的に建てられる高さが決まっているので、私たちが木造を選択するのは、主に住宅です。

その住宅を設計する際に、どのくらい強い家にすればいいか、という段階を設定します。

耐震等級という、どの程度地震に耐えるかの基準設定があります。

基本の耐震等級1から、最高ランクの耐震等級3までの3段階あります。

私たちの設計する建物では、耐震等級3の要件を上回る設計をしています。

最も構造条件が厳しいもので、
安全性能がとても高いつくりです。

金物工事 7

その為、柱や梁の数が増えたり、サイズの大きいものを使ったりと構造要素が多くなります。

それらを含めて、デザイン性も検討しています。

住宅の場合は必ず木造がいいですよ、という訳ではないのですが、木造でもしっかりとしたつくりを叶えられます。

合理性かつコスト面を考慮すると、木造住宅は
推奨できると私たちは考えます。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

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