前回は「石神井公園の集合住宅 3〜試験杭〜」の話でした。
サンプルの試験杭施工と、構造性能の確認が完了し、いよいよ地盤改良工事です。

大型の重機がたくさん入ってきて、建築が建つ部分を掘ってゆきます。
地盤改良は建築が建ち、基礎が作られる部分全面を行います。

大きな穴が掘られてゆきます。
そこに、特殊な溶液で土を固めて構造的に頑丈にするのが、地盤改良工事です。

特殊な機械が据え置かれ、いよいよ地盤改良です。

どんどん地盤改良が進んでゆきます。
この建築の構造は、壁式鉄筋コンクリート造です。

鉄筋コンクリートの部分が、通常の柱・梁のラーメン構造の場合より
大分少なくなりました。
多少鉄筋量が多くなりましたが、鉄筋コンクリートは耐火性があり、非常に頑丈な反面、非常に重い構造です。
壁式構造とすることでスッキリした構造になり、必要な地耐力を小さくして、地盤改良のコストを削減しました。



基礎や地盤にかかるコストは
結構大きいです。



基礎をしっかり・綿密に設計して
コスト管理することは大事ですね。
次回は、根切工事の話です。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。