戸建住宅の設計の進め方②〜「家を建てたい」と思ったら・デザインイメージから詳細設計へ・工事中も進行する設計と工事監理・工事費の見積依頼と査定〜|東京の建築設計

前回は「戸建住宅の設計の進め方①〜「家を建てたい」と考えた時・基本デザインと全体のイメージ・コストとスケジュール〜」の話でした。

目次

戸建住宅の設計の進め方:デザインイメージから詳細設計へ

熊本の家:模型(新建築紀行)

こんにちは。

今回は、大まかなデザインをご説明した後、詳細な設計を進める様子をお話します。

このデザインは
とても良いので、これで進めてください。

建物の大枠が決定したら、もう少し詳細につめていきます。

例えば、子どものいらっしゃるご家庭でしたら、

子どもと一緒に学べる、
大きな机や本棚のあるリビングを、設計します。

完成した時に、子どもたちに
とても好評いただいています。

熊本の家:模型(新建築紀行)

また、キッチンや洗面収納など家具へこだわりを持った、建主もいらっしゃいます。

イメージしている写真などを、
お持ち頂くこともあります。

キッチンや家具では、建主が「どういう皿・カトラリーなどを、お持ちか」は大事です。

形や大きさ、どこに何を入れたい、といった手描きのラフなスケッチを描いて頂くこともあります。

描くのは、
ちょっと苦手で・・・

という方もいらっしゃいますが、「ラフなイメージスケッチ」で大丈夫です。

こういうサイズの
お皿をこの辺りに収納したい・・・

調味料を置く棚が、
この辺りに欲しい・・・

など、具体的なご要望をお聞かせください。

そして、建主の要望・イメージをもとに、わたしたちが具現化していきます。

熊本の家:模型

熊本の家では、1/30のスケールの模型を作成しました。

ご依頼いただいた建主の中には、小さな子どもをご同行された方もいらっしゃいました。

私が社内で、子どもと一緒に遊んで
時間を過ごしました。

その時は、建主夫婦が打ち合わせに集中できるよう、配慮しました。

熊本の家:模型(新建築紀行)

私もそのような形でご協力できるのであればとてもうれしく思うので、よろこんで対応いたします。

熊本の家:リビングの本棚と机(新建築紀行)

このような感じで、案がまとまるまで打ち合わせを進めていきます。

設計案が決定したら、工事会社を決めます。

次回は工事会社決定から竣工後までの流れをお話します。

弊社のサイトでは、大体の設計監理費・工事費用がシュミレーションできるシステムがございます。

目安が分かりますので、ぜひご活用ください。

工事費の見積依頼と査定:建築会社の決定

熊本の家:外観(新建築紀行)

設計案がまとまったところで、家を建築する建設会社を決めます。

私達から、2,3社の建設会社・工務店に見積もりを依頼します。

日ごろから信頼関係のある会社、家を建てる計画地から近い会社などに依頼します。

庭とコンクリート打ち放しの壁(新建築紀行)

この設計図書をもとに、
お見積りをお願いします!

場所はどのあたりですか?
二週間ほどお待ちください。

熊本の家:吹抜

提出頂いた見積書を私たちが査定して、
建設会社と協議して検討します。

その上で、建主に、工事会社の説明と見積金額をお見せして、私たちが建設会社を推薦します。

そして、基本的には私達が推薦した会社に、工事を依頼することになります。

工事中も進行する設計と工事監理

熊本の家:上棟(新建築紀行)

ここまでで設計は終わりではなく、まだまだ続きます。

工事が始まってからもさらに詳細に設計を検討し、変更がある場合は対応していきます。

熊本の家:テラス

工事が完了して検査をした上で、建主にお引き渡しします。

思い描いていた
理想の住まいが出来ました!

そして、完成後も、私たちがお住まいのことを伺います。

竣工後1年後に工事会社と行う
「一年点検」なども行っています。

ちょっとこのドアが
開きにくくなったのですが・・・

建具の調整などは、建設会社に無償で対応いただきます。

熊本の家:2階の廊下(新建築紀行)

一般的に建築設計事務所・会社は、デザイナーのカテゴリーとして認識されている気がします。

私たちは奇抜なデザインを設計するのではなく、シンプルなコンセプトに基づいて設計します。

そして、建主のご要望や法規に則って、適正価格でつくりあげていきます。

もし私たちに興味をもっていただき、

おしゃれな家を、
建てないな・・・

と思った方は、ぜひご連絡していただければ嬉しいです。

工事中は工事監理を行い、現場に伺って建設会社の担当者と綿密な協議を行います。

工事監理の様子や、現場写真も掲載しておりますので、他の記事もぜひご覧ください。

少しでも良い住まいを作るように、
完成まで努力しています。

竣工写真は、下記からご覧ください。


新建築紀行

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