模型 3:モックアップをつくろう 1|東京の建築設計から

前回は「模型 2:コンセプト模型〜コンセプトを明快な形に〜」の話でした。

設計する際には「新しいコンセプト・デザインの建築をつくりたい」と考えています。

そして、建主の要望や予算に応じて、新しい建築を生み出したいと思っております。

新たなイメージを思いついて、「よし、これを実現しよう!」と考えた時は、

「実際にどうなるか?」を、
頭の中でイメージします。

そして、イメージする際、CGよりも模型が大いに役立ちます。

模型のスケールは住宅の場合、だいたい1:30〜1:100程度です。

1:30の模型でも結構大きいので、イメージが湧いたり確認できます。

「もっと現実の大きさに近づけた模型を作りたい」と
思う時もあります。

その時はモックアップという「原寸大」の模型を作成します。

本棚の家 1:モックアップ 1

本棚の家は、柱状の木の本棚を造作でつくるのが大きなポイントでした。

本棚をサイズ等を詳細に設計図で検討しますが、モックアップを作って「実際どうなるのか」を確認しました。

本棚の家 1:モックアップ 2

原寸のモックアップは、
大迫力です。

実際の本棚の様子が、よく分かります。

本棚の家では、これらの本棚が並びますので「並べた状況」も再現してみました。

本棚の家 1:モックアップ 3

床から天井までの細長い本棚は、実際につくるとどうなるのでしょうか。

実際に作ってみましょう。

本棚の家 1:モックアップ 4

実際に置いてみると、よく分かります。

円弧状に本棚を並べてますが、一つ作ると大体のイメージが確認できます。

モックアップを作るのは大変でしたが、設計を詰めてゆくのにとても役立ちました。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。


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