前回は「設計・デザインのプロセス①〜設計とデザインのプロセス・本棚の柱のアイデア〜」の話でした。
「模型をつくる」ことが大事な建築学科の学生
こんにちは。
今回は、学生時代から続けてきた「模型作成の技術」が意外な場面で役立った話をご紹介します。
大学で建築学科に入ったら、
まず最初に「模型をたくさん作る」ことを学びます。
「建築学科の勉強」というと、デザイン・構造・設備の勉強がありますが、最も大事なのは設計です。
そして「設計の勉強・学び」では、「設計図を描く」ことが目的の一つですが、
建築学科の学生は、「模型を作ること」を
非常に奨励されます!
2000年代から、めざましく発展したCGでは、リアルな質感で写真同然の空間が作れます。
CGはとても綺麗で
分かりやすいのですが・・・
空間のプロポーションや
イメージの検討には、模型は最も重要です。
この「自分で模型を作ってみる」ことを経験しないと「得られない能力」があります。
学生時代から模型をたくさん作って、
「模型の大事さ」が分かるようになりました!
学生時代に、たくさん模型を作って、社会人になって建築設計の仕事を始めてからは、
スタディ模型も含めると、
数え切れないほどの模型を作りました!
この「模型作成の経験」が、実務以外の面で役立った話です。
おしゃれな家形のティッシュボックスを自作
私の家では、このような家型のティッシュペーパー入れを使っていました。
家の形をした
ティッシュボックスは気に入っているんだけど・・・
それもだいぶ年季が入り、新しく買い替えようにも売っているのを見かけないため、
ちょっと
古くなってしまったね・・・
でも、気に入っているから、
新しい「普通のティッシュボックス」買うのもね・・・
このように悩んでいました。
そこで、家型ということで私の得意分野です。
家形のティッシュボックスなら
作れるかも!
軽い気持ちで、
作ってみることにしました。
簡単な図面のスケッチから作成へ
まずは、大体の形の図面を
スケッチしてみよう!
職業柄、図面を描くのは得意ですが、この時は、
メモ用紙に、手描きで
ササッとイメージを描きました。
図面とも言えない簡単なメモを書いて、厚紙で作ってみました。
こんな感じで、
大丈夫かな?
早速、
作ってみよう!
模型作成は学生時代から始め、普段仕事でもしているため、難なく作ることが出来ました!
自画自賛になりますが、良い出来栄えに満足しています。
模型スキルが、意外なところで日常生活で役立ちました。
あら、
いいじゃない!
これからは、
このティッシュボックス使うね!
親にも喜んでもらって、
嬉しかったです!
これからも仕事での模型作成も、意欲的に取り組もうと改めて思いました。
現在、私たちの会社では、設計者と共にパートの事務職の募集をしています。
建築設計の仕事に
携わったことがない方でもOKです。
子育て中などで、「働ける時間に限度があるけど、
やってみたい」という方などを対象にしています。
ご応募、お待ちしています。
次回は上記リンクです。