前回は「気になる建築費・コスト・総額の話〜「建物を建てること」と費用・上昇した工事費・建材・設備機器などのコストアップ・規模と予算・単価と総工費〜」の話でした。
建築設計の実務と建築模型
こんにちは。
私たちが仕事をするうえで、とても大事な“建築模型”。
建築業界以外の方には、
あまり
馴染みがないのかな・・・
ふと、このように思うことが時々あります。
ジオラマ・プラモデル・ドールハウスなどは、興味をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
「言われてみれば、ぱっと思い浮かぶ」方も、いらっしゃるかもしれません。
建築模型は、建築業界以外の方には、あまり馴染みがないものかもしれません。
模型とCG:プロポーションとスケール
ちょっと遠い存在かもしれない“建築模型”。
少し身近に感じられたらいいな、
と思います。
完成予定図やイメージ写真などとして使われているCG・平面的な間取り。
こういう設計図・資料は、チラシや広告などでよく見かけます。
模型を
作成しなくても・・・
CGや間取りで、
充分わかるのでは・・・
「模型でなくてもCGで十分では」と思う方がいらっしゃるかも知れません。
あるいは、
模型って、設計事務所の社内で
検討する為に必要なものかな・・・
「検討のために作るのが模型」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、設計の際に作成する模型には、「検討のため」という側面もあります。
空間のプロポーションやスケールなどは、CGなどでも分かりますが、
なんと言っても、三次元のリアルな模型の方が
よく分かります。
そこで、模型を作成して、
色々な角度から眺めてみて、
イメージを膨らませます。
実は、住まい手となる建主が、家が建つ前に、気軽に空間を体験出来るのが”模型”です。
模型は、
とっても重要な存在なのです。
デザインイメージと模型
私たちはプロジェクトごとに、たくさんの模型を作ります。
検討の為の「非常にラフな模型」を、作成することもあります。
あるいは、建主に説明するために詳細に作りこむ模型であったり、様々です。
いくつもの模型が、
設計過程では登場します。
模型を作りながら、さまざまなスケッチをしたり、ドローイングを頭に描きます。
これらの「デザインのイメージ」を膨らましたり、確認するために、模型は最も大事な存在です。
建築実務のプロセスにおいて、様々な場面で登場する建築模型。
ぜひ、建主の皆さまも、建築を建てる際には、模型を見ながら夢を膨らまして頂きたいと思います。
竣工写真は、下記サイトからご覧ください。
次回は上記リンクです。