前回は「豊島の家 1〜配筋と基礎工事〜」の話でした。
今回は、私たちが設計するキッチンの話です。
基本的にキッチンは既製品を使わず、デザインに合わせて全て造作工事で作成します。
建主が、特にご要望のメーカーがある場合は、その製品を設置することがあります。
それでも造作キッチンの良さをご説明すると、「作ってもらおうかしら」となることが多いです。

世界で一つだけの、
自分だけのこだわりのキッチンです!


以前、「結婚できない男」というドラマがあったのをご存知ですか?
偏屈な建築家で「結婚できない」男を阿部寛が桑野という建築家を演じていて、とても面白いドラマで、僕は好きです。
建築家 桑野は「キッチンが中心の家をつくるんだ」という信念を持っていて、キッチンについて延々と語ります。



LDKの大きな要素ですし、
料理好きな方にとって、キッチンはとても重要ですね。
シンクやレンジフード、コンロ等は弊社が良いと思うメーカーをオススメします。
建主のご要望がございましたら、そのメーカー製を使わせて頂きます。
キッチンにこだわりを持つのは奥様であることが多いのですが、まずは奥様からご要望をヒヤリングさせて頂きます。
そして、「どのようなキッチン形式が良いのか」をご提案させて頂きます。


弊社設計のキッチンでは対面式キッチンが多く、開放的でスペースを有効活用できる住空間は、大変ご好評を頂いています。
特注の「造作キッチン」は、
金額が高いのではないですか?
そう懸念される建主は多いです。
弊社と協力業者には、造作・特注品を「手頃な価格で製作できる」会社がおります。
キッチン造作に慣れていない業者さんにお見積もりを依頼すると、



こちらまで「えっ!」と、びっくり仰天するような
見積が出てくることがあります。
慣れた業者ですと価格が、全然違います。
工事には、キッチン製作のノウハウがあるのですね。


あるリノベーションの際に見積もりを2社の建設業者A社、B社に依頼した際、価格に大きな差がありました。
「なぜだろう?」と検証してみたら、造作キッチンがB社はA社の倍以上でした。
結局、その時は全体的な価格が手頃で技術力も高いA社に依頼しました。
キッチン等を既製品で対応することが多い業者さんは、造作キッチンを作る際は「キッチン特注製作会社」に依頼することが多いです。
「キッチン特注制作会社」は、図面制作費などの手間代含めてかなり高額になります。
そして、建設業者はその高額な金額にさらに利益を含むので、高額となる傾向があります。



「自分だけのキッチン」にこだわりのある方は、
ぜひ造作での特注をご検討ください。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。