前回は「茨城の家 6〜上棟 2〜」の話でした。
今回は、都内の「豊島の家」の新築現場の話です。
東京都内の計画地で、木造2階建の個人邸の設計・監理を行いました。
リノベーションと最も違うのは「敷地だけで、建物がない」ことです。
法規・コスト・建主の要望などのソフト面の制約はありますが、
既存の建物などのハード面の制約はありません。
近隣の建物や道路のことは、重要なファクターです。
この戸建住宅は商店街に位置しているため、法規面の制約はほとんどありません。
デザインに関しては、かなりの自由度があります。

これは建築家にとっては、とても嬉しいことです。
反面、法規的な制約がないことは少し寂しいことでもあります。

法規的な強い制約を逆手にとり、
デザインの幅が広がることがあります。
法規面の制約が強いのは、集合住宅等の設計の際の話ですので、集合住宅の現場の際お話しします。
さて、地鎮祭をして、着工です。
まずは敷地を整地して、整えます。


そして、基礎の耐圧版となる部分を掘削して、鉄筋を配筋します。


みなさん、とても慣れたベテランなのでビシッと配筋してくれます。


配筋が図面通りに配置されていることを、配筋検査でチェックします。
「鉄筋がどの程度整然と組まれているか」によって鉄筋を組む方々の技量が如実に現れます。



鉄筋が均等に並んでいて、とても綺麗ですね。
次回は、配筋検査です。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。