豊島の家 16〜戸建住宅の工事の流れ・具現化する建築のかたち・天井断熱工事・水切〜|東京の建築設計から

前回は「豊島の家 15〜戸建住宅の工事の流れ・通気工法・胴縁工事・パラペット〜」の話でした。

目次

具現化する建築のかたち

豊島の家:胴縁工事(新建築紀行)

外壁下地の胴縁工事が順調に進み、全面に胴縁が貼られました。

防水工事もバッチリです。

建築の概形が、かなり出来上がってきて、模型と似てきました。

豊島の家:模型(新建築紀行)

出来てきたな、と
嬉しい気持ちになります。

天井断熱工事

豊島の家:天井断熱工事(新建築紀行)

壁の断熱工事の話をしました。

断熱は、壁と同様に天井も大事です。

建物の上下左右から、暖かい、あるいは冷たい空気がやってきます。

そこで、建物全体をグルッと断熱材で包み込むのが大事です。

豊島の家では、天井断熱も壁断熱と同じロックウールを使用しました。

軽量で施工しやすく、断熱性能も十分です。

豊島の家:天井断熱工事(新建築紀行)

豊島の家では、建物を貫通するように二階のテラスを作りました。

このテラスの下の天井は「外壁面に接する部分」なので、二階の天井と同様に、断熱材が必要です。

さらに、ここには人が過ごすことを考えているので、断熱材を念入りに施工します。

断熱材は防音材にもなるので、ほんの少し余分に断熱材を設置することで、断熱・防音に大きな影響を持ちます。

水切の設置

豊島の家:水切工事(新建築紀行)

外壁下地の構造用合板と基礎が接する部分には、「水切」という金物を設置します。

文字通り、「水を切る」ための金物です。

雨などの際に外壁にかかり、スーッと雨が、重力で下に向かいます。

その雨が、内部に入ってしまうと木材が傷んでしまうので、水切で水を切って、内部に入らないようにするのです。

この施工も丁寧な施工が大事で、しっかりと施工されています。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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