前回は「戸建住宅の工事現場のプロセス:箱型の建築とフラットルーフ〜屋根下地工事・雨勾配と排水溝〜」の話でした。
目次
フラットルーフの防水:全面をFRPでコーティングするFRP防水

今回は屋根の防水工事の話です。
木造の屋根の防水は、シート防水が最もよく使われます。
コストが手頃で、施工性も良いです。
豊島の家では、茨城の家のテラス防水と同じで、FRP防水としました。

茨城の家の時も、FRP防水工事は何回か施工をして、複数層による密実な防水層をつくりました。
茨城の家のFRP防水の話を、上記リンクでご紹介しています。
FRP防水は少しコストが高いのですが、プラスチックのような膜でガッチリ防水します。

少しコストが高いですが、
信頼性が高いので、オススメです。
FRP防水の積層する皮膜


まずは組み上げた屋根の構造用合板に防水層を塗ってゆき、「FRPの皮膜」をつくります。
まずは、第1層が塗られました。
ついで、茨城の家と同様に、乾かした後に2層目を塗ってゆきます。





透明な皮膜が、
綺麗ですね。
豊島の家では、エアコンの室外機を屋根に乗せることにしました。
そこで、室外機置き場を作るのですが、立ち上がりが必要です。
その立ち上がり部分も丁寧に、FRP防水の皮膜で覆ってゆきます。


これで、防水はバッチリです。


これで箱型のデザインのフラットルーフの防水は、万全となりました。
次回は、柱・梁の筋交と金物の話です。
次回は上記リンクです。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。