茨城の家 14〜テラスの防水工事 1〜|東京の建築設計から

前回は「茨城の家 13〜現場でConceptを確認・発展させること〜」の話でした。

今回はテラスの防水工事の話です。

この茨城の家の最も大きな特徴は、貫入する外部テラスです。

このテラスの下は1階のリビングです。

設計のコンセプトとしては面白いですが、施工で苦労することは防水工事です。

雨漏り防止ですね。

茨城の家 模型(Copyright:YDS)

雨漏りは建築の天敵とも言え、非常に気を使うところであります。

雨が漏っては大変なことになりますから、屋根や外壁工事でも慎重に施工します.

バルコニーは外壁から突き出した形状が多いので、バルコニーの防水にはそれほど大きな配慮は必要ないのです。

この建築のように内部に貫入していると、万一雨漏りとなった場合は大変なことになります。

この防水の施工に関しては、施工業者の方とさまざま打ち合わせして、FRP防水としました。

今回は、そのFRP防水の話です。

FRP防水工事 1

工事の方がバルコニーの下地をグラインダーで丁寧に「出来るだけ平らに」します。

この「平らにする工事」が、防水層を丁寧に仕上げるためには、とても大事なポイントです。

FRP防水工事 2

ここからFRP工事の一層目を作ります。

特製の塗料を職人さんが丁寧に塗布してゆきます。

FRP防水工事 3

全体にFRPの基材の塗布が完了し、この日はこれで完了です。

乾燥するのを待って、改めて別な日に続きです。

次回も、防水工事の話です。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

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