前回は「練馬の家 14〜戸建住宅リノベーション・跳ね出し階段工事・シンプル・てこの原理〜」の話でした。
目次
アウトドアリビング:木のルーバー

工事もいよいよ終盤となり、内部工事が完成に近づいてきました。
そこで、外部工事に移ります。
テラスのすぐ脇は道路です。
そのため、建主から、
木のテラスは素敵なんですが、
道路を歩く方からの視線が気になります・・・
というお話を頂き、

テラスの木材と同じ木材で、
「目隠し」を作るのは、いかがでしょうか。
それなら、
いいですね。



木のテラスと木の目隠しで、
木に囲まれた空間ができます。
それは、
とても良いアイデアですね!
建主にも喜んでいただき、木の目隠し・ルーバーを作ることになりました。
1階リビングにつながったアウトドアリビングとして、木で囲まれたテラスを作るのがコンセプトの一つです。


ルーバーの隙間
そこで、テラスをつくる木と同じ木で「木の壁」をつくって、外からの視線を遮ります。



「木に囲まれた空間」を
つくろう。
自然の木は温度・湿度で少し膨らんだり、縮んだりします。
そこで、木同士の間には、少し隙間(クリア)があった方が良いです。
その隙間が大きすぎると、外部から見えてしまうので、隙間の寸法は、現場で建主と一緒に実際に並べて決めました。



このくらいの
隙間ではいかがですか?
実際に、建主に間隔を空けた状況をご覧になって頂き、
これなら、
あまり中が見えないのでいいですね。


道路側から眺めた状況は、下記の写真です。


木のルーバーのコンセプトでつくった「木の壁」です。
外から見ると、支えている木の柱が少し気になります。
柱の両側を木で仕上げれば、もっと綺麗な感じになりますが、コストやスペースの関係で、シンプルに作りました。


次回は、いよいよ竣工です。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。