前回は「茨城の家 16〜サッシュ工事〜」の話でした。
今回は、サッシュ設置が完了し、外壁を貼ってゆく下地工事です。
今回は前面に構造用合板を貼って、耐震性を高めています。
以前、構造用合板を貼った上に透湿防水シートを貼る工事の話をしました。
木造建築の場合は、湿気で内部の木材が痛まないように「通気層」を設置します。
通気を取るために外壁下地(構造用合板)に縦か横に木材を貼ってゆき、木材同士の隙間を空気が流れる仕組みです。
下地材を縦に貼る場合「縦胴縁」、横に貼る場合「横胴縁」と言います。

茨城の家は、縦胴縁を設置して、通気層を確保します。


外壁の前面に、細長い木材を貼ってゆきます。



木材のピッチは、外壁の仕上げの材料によります。


テラスは前面ガラス張りとなるため、外壁となる部分は小さくなります。
満遍なく通気が取れるように丁寧に施工を進めてゆきます。


外壁材を設置する前にテラスから空を見上げてみると、空を切り取るコンセプトが明快に分かります。



「そうそう、このイメージ」と心待ちにしていた
イメージが眼前に現れ、嬉しい気持ちです。
この日は雲ひとつない晴天で、とても気持ち良いですね。
外壁下地工事と並行して、内部では配管工事が進んでゆきます。


次回は、配管工事です。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。