茨城の家 17〜外壁下地工事〜|東京の建築設計から

前回は「茨城の家 16〜サッシュ工事〜」の話でした。

今回は、サッシュ設置が完了し、外壁を貼ってゆく下地工事です。

今回は前面に構造用合板を貼って、耐震性を高めています。

以前、構造用合板を貼った上に透湿防水シートを貼る工事の話をしました。

木造建築の場合は、湿気で内部の木材が痛まないように「通気層」を設置します。

通気を取るために外壁下地(構造用合板)に縦か横に木材を貼ってゆき、木材同士の隙間を空気が流れる仕組みです。

下地材を縦に貼る場合「縦胴縁」、横に貼る場合「横胴縁」と言います。

茨城の家は、縦胴縁を設置して、通気層を確保します。

外壁下地工事 1

外壁の前面に、細長い木材を貼ってゆきます。

木材のピッチは、外壁の仕上げの材料によります。

外壁下地工事 2

テラスは前面ガラス張りとなるため、外壁となる部分は小さくなります。

満遍なく通気が取れるように丁寧に施工を進めてゆきます。

外壁下地工事 3

外壁材を設置する前にテラスから空を見上げてみると、空を切り取るコンセプトが明快に分かります。

「そうそう、このイメージ」と心待ちにしていた
イメージが眼前に現れ、嬉しい気持ちです。

この日は雲ひとつない晴天で、とても気持ち良いですね。

外壁下地工事と並行して、内部では配管工事が進んでゆきます。

配管工事

次回は、配管工事です。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

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