木造戸建住宅の工事の流れ〜生まれる「内部空間の素形」・デザインコンセプトと自然の光・防水工事からサッシュ工事へ〜|茨城の家16・東京の建築設計

前回は「木造戸建住宅の工事の流れ〜デザインを具現化する大事な防水工事・積層するFRP防水層・建築を雨から守る〜」の話でした。

目次

防水工事からサッシュ工事へ

茨城の家:FRP防水工事(新建築紀行)

テラスの防水工事が完成し、続いてサッシュ工事となります。

今回、最も大事な開口部であるガラスブロックの施工は、先行して実施しました。

茨城の家:サッシュ工事(新建築紀行)

そして、様々なサッシュが設置されました。

施工したばかりのガラスブロックからの光と、サッシュからの光の違いがよく分かります。

茨城の家:パースペクティブ(新建築紀行)
Yoshitaka Uchino

「様々な自然の光をもたらす建築」というコンセプトを、
現場で再確認します。

そして、サッシュの設置を確認してゆきます。

デザインコンセプトと自然の光

茨城の家:サッシュ工事(新建築紀行)

リビングからテラスに出られるサッシュも、設置完了です。

テラスは「アウトドアリビング」というコンセプトで室内の空間が室外へ広がってゆくイメージです。

練馬の家でアウトドアリビングをデザインした話を、上記リンクでご紹介しています。

Mana Muraki

このイメージは、
練馬の家のテラスと同じですね。

貫入するテラスから、吹き抜け越しに内部のリビングを見てみましょう。

茨城の家:サッシュ工事(新建築紀行)

サッシュ越しに光ガラスブロックの光が、キラキラと輝いているのが分かります。

Yoshitaka Uchino

外部テラスから「さまざま変化する自然の光が
リビングに降り注ぐ」イメージです。

生まれる「内部空間の素形」

茨城の家:サッシュ工事(新建築紀行)

サッシュが設置されてデザインコンセプトが、現場で確認できるようになりました。

サッシュが入ると、建築の「内部空間の素形」が生まれます。

茨城の家:断面図(新建築紀行)

そして、内部の仕上げ工事はまだ先ですが、自然の光が入ってくる様子をイメージします。

大きなヴォイドであるテラスから、光が燦々と差し込み、小さなヴォイドから柔らかな光が差し込みます。

新建築紀行
茨城の家:Concept Model(新建築紀行)

この「光と空間のイメージ」を現場で改めて確認して、

Yoshitaka Uchino

この光のイメージを
具現化するために、いろいろ詳細デザインの検討をしました。

茨城の家:模型(新建築紀行)

さらに、サッシュの「詳細おさまり」を現場で詰めてゆきます。

次回は、外壁の下地工事です。

次回は上記リンクです。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

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