木造戸建住宅の工事の流れ〜デザインを具現化する大事な防水工事・積層するFRP防水層・建築を雨から守る〜|茨城の家15・東京の建築設計

前回は「木造戸建住宅の工事の流れ〜防水性能が極めて高いFRP防水・多層のFRPでしっかり空間を包む・貫入するテラス=外部ヴォイドと防水・テラスの防水工事〜」の話でした。

目次

積層するFRP防水層:建築を雨から守る

茨城の家:FRP防水工事(新建築紀行)

FRP防水の第一層が、塗装されました。

茨城の家:FRP防水工事(新建築紀行)

この半透明で緑色の基材がある部分が、最も大事な防水層です。

そして、この部分が乾くのを待って、グレーの表面防水層を塗布してゆきます。

茨城の家:FRP防水工事(新建築紀行)

FRPの基材となる一層目の施工数日後に、二層目の施工です。

ほぼ透明だった一層目から、だいぶ変わって全体的にグレーの塗料を全面に塗ってゆきます。

この時、防水面のテラスの下部だけでなく、周辺の丁寧に防水工事を進めます。

サッシュの立ち上がり部分も、丁寧に塗ってゆくことが大事です。

雨や水は、テラスの表面に集まる傾向があります。

一方で、雨水が跳ねたり、サッシュにかかった雨水が垂直に落ちてゆくことがあります。

そして、サッシュの下部にも水が来る可能性があるからです。

茨城の家:FRP防水工事(新建築紀行)

二層目を一通り塗った後で、その面を平滑にする工事をします。

そして、いよいよ完成に近づいてきました。

茨城の家:FRP防水工事(新建築紀行)

最後に三層目となる最終の防水層を塗布して、これで完成です。

デザインを具現化する大事な防水工事

茨城の家:パースペクティブ(新建築紀行)

戸建住宅でも集合住宅でも、内部に貫入したテラスを設計することが多いです。

その場合、FRP防水を最もよく使います。

プラスチックのような防水層で、
全体を包みこむイメージですね。

最も防水性能が高い工法だと
思います。

プラスチックのようなFRPの防水層がしっかり作られ、建築を雨から守ります。

茨城の家:断面図(新建築紀行)

少し地味な役割のFRP防水。

実際には地味どころか、大変重要な役割を持っているのです。

次回は上記リンクです。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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