前回は「木造戸建住宅の工事の流れ〜防水性能が極めて高いFRP防水・多層のFRPでしっかり空間を包む・貫入するテラス=外部ヴォイドと防水・テラスの防水工事〜」の話でした。
木造戸建住宅の工事の流れ〜防水性能が極めて高いFRP防水・多層のFRPでしっかり空間を包む・貫入するテ…
防水層をたくさん作るFRP防水
目次
積層するFRP防水層:建築を雨から守る
FRP防水の第一層が、塗装されました。
この半透明で緑色の基材がある部分が、最も大事な防水層です。
そして、この部分が乾くのを待って、グレーの表面防水層を塗布してゆきます。
FRPの基材となる一層目の施工数日後に、二層目の施工です。
ほぼ透明だった一層目から、だいぶ変わって全体的にグレーの塗料を全面に塗ってゆきます。
この時、防水面のテラスの下部だけでなく、周辺の丁寧に防水工事を進めます。
サッシュの立ち上がり部分も、丁寧に塗ってゆくことが大事です。
雨や水は、テラスの表面に集まる傾向があります。
一方で、雨水が跳ねたり、サッシュにかかった雨水が垂直に落ちてゆくことがあります。
そして、サッシュの下部にも水が来る可能性があるからです。
二層目を一通り塗った後で、その面を平滑にする工事をします。
そして、いよいよ完成に近づいてきました。
最後に三層目となる最終の防水層を塗布して、これで完成です。
デザインを具現化する大事な防水工事
戸建住宅でも集合住宅でも、内部に貫入したテラスを設計することが多いです。
その場合、FRP防水を最もよく使います。
Mana Muraki
プラスチックのような防水層で、
全体を包みこむイメージですね。
最も防水性能が高い工法だと
思います。
プラスチックのようなFRPの防水層がしっかり作られ、建築を雨から守ります。
少し地味な役割のFRP防水。
実際には地味どころか、大変重要な役割を持っているのです。
木造戸建住宅の工事の流れ〜生まれる「内部空間の素形」・デザインコンセプトと自然の光・防水工事から…
サッシュとデザインコンセプト
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竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。