木造戸建住宅の工事の流れ〜型枠工事・型枠でコンクリートを成形するイメージ・「建築の基礎を作る」基礎工事・基礎の大きさが「小さく感じられる」不思議さ〜|茨城の家3・東京の建築設計

前回は「木造戸建住宅の工事の流れ〜現場加工の鉄筋と配筋工事・プレカットと職人の加工〜」の話でした。

目次

型枠工事:型枠でコンクリートを成形するイメージ

茨城の家:基礎配筋工事(新建築紀行)

ベタ基礎の鉄筋工事が完了し、綺麗に配筋されています。

茨城の家:配筋検査(新建築紀行)

配筋がキチンと完了し、図面との整合性をチェック・配筋検査後に型枠工事に入ります。

そこで、基礎をつくるコンクリートを流し込むための「型枠」を施工する型枠工事に移ります。

茨城の家:型枠工事(新建築紀行)

立ち上がり基礎は150mmの厚みがあり、その両側を型枠で抑えます。

型枠を両側から押さえるために、スチールの棒とプラスチックコーン(Pコン)でしっかり固めます。

茨城の家:型枠工事 (新建築紀行)

型枠と型枠の間の隙間に、コンクリートを流し込むことになります。

Yoshitaka Uchino

型枠でコンクリートを
成形するイメージです。

「建築の基礎を作る」基礎工事

茨城の家:型枠工事 (新建築紀行)

糸を張って、しっかりと水平・垂直をとって念入りに工事が進みます。

Yoshitaka Uchino

しっかり建築するために、
丁寧に水平・垂直をとることが大事です。

茨城の家:型枠工事 (新建築紀行)

一番外側の基礎が大型の部分は、合板のパネルで型枠を作っています。

この型枠をビシッと作っておくことが、非常に大事です。

型枠がしっかりしていないと、コンクリート打設の時に、コンクリートが隙間から出てしまいます。

基礎打設の際、コンクリートの品質にも大きな影響を与えるので、念入りにつくります。

茨城の家:軸組模型(新建築紀行)

文字通り「建築の基礎を作る」基礎工事。

建築工事において、最も大事な工事でもあります。

基礎の上に柱・梁などの軸組が乗って、建築・建物をがっちり支えます。

基礎の大きさが「小さく感じられる」不思議さ

茨城の家:縄張り(新建築紀行)

縄張りした時には、

ここに、
設計した建築が建つんだ・・・

そして、気持ちが昂りました。

茨城の家:模型(新建築紀行)

そして、基礎工事が進むにつれて、少し不思議に感じることがありました。

ちょっと、
基礎の大きさが小さく感じる・・・

設計した家の設計図や大まかな寸法は、頭の中に全て入っています。

Yoshitaka Uchino

こんなに、
小さいのかな?

不思議に感じた僕は、思い切って現場監督に聞いてみました。

Yoshitaka Uchino

基礎が小さく感じるのですが、
間違ってはないですか?

すると、現場監督は笑って答えました。

現場監督

そう感じる方が多いんだけど、
大丈夫だよ!

現場監督

ちゃんと寸法測って、
バッチリやっているから!

現場監督

基礎だけだと、
不思議と小さく感じられるけど・・・

現場監督

上棟したり、建物が建ってゆくと、
きちんと設計図通りのイメージになるよ!

Yoshitaka Uchino

そうなんですね。
基礎だけだと、小さく感じるんですね・・・

これは「不思議な体験」でした。

Yoshitaka Uchino

でも、
小さいように見えるけど・・・

慣れてくると、このように「小さく感じる」ことはありません。

依頼者

あれ?この部屋は、
少し小さいんじゃないですか?

実際、「同じように小さく感じる」建主もいらっしゃいます。

「感覚的なこと」によると思いますが、確かに慣れるまでは「小さく感じられる」基礎の形。

次回は、コンクリート打設です。

次回は上記リンクです。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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