前回は「蚕糸の森アパートメント 2〜地業工事〜」の話でした。
今回は、現場を離れて打設するコンクリートの試験練りの話です。
現場では地下とピットを作るための掘削工事が進んでいます。
鉄筋コンクリートの建築は、コンクリートの品質は非常に大事です。

打設するコンクリートの品質次第で、
建築の品質が決まります。


コンクリート打ち放しで有名な安藤忠雄氏。
安藤氏は、打設するコンクリートの品質に若い頃から大変意識して、独自の品質基準を定めているのは有名です。



あのシルクのような、美しいコンクリート打ち放しは、
素晴らしいです。
それは、安藤氏の非常に入念な研究と設計、そして現場のみなさんの努力によって作られているんですね。


今回は試験練りのために、予定する付近のコンクリート工場にやってきました。
そして、コンクリート打設時と同様にコンクリートを練って、作り上げてゆきます。
まずはセメントを入れて、水を入れます。


まず、ここで機械を回して、セメントと水を混ぜます。


次に、粗骨材という石を入れてます。


ここで、再度攪拌します。





コンクリート作りは大学の実習でやりましたが、
懐かしいですね。
こうしてコンクリートが出来てゆきます。
そして、丁寧に現場で打たれるのです。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。