戸建住宅リノベーション・リフォーム設計プロセス②〜本棚の壁・増築のボリューム・面積〜|東京の建築設計

前回は「戸建住宅リノベーション・リフォーム設計プロセス①〜本棚の壁・現地調査・吹抜に増築〜」の話でした。

目次

吹抜に増築

こんにちは。

もともとあった吹抜に床を貼って増築し、子ども部屋を作る計画です。

吹き抜け上部は、勾配屋根になっています。

本棚の壁:コンセプト(新建築紀行)

そこを個室するには、天井高を確保する必要があります。

その為には、屋根を新しくつくり変える必要があります。

屋根は防水工事などがあって、
結構コストが掛かる。

コストと住まいの環境を考えて、
設計を進めよう。

まずは、最小限の屋根の変更で
検討してみます。

子供部屋の一部天井を、高くする案を検討します。

屋根の検討:模型

本棚の壁:模型(新建築紀行)

屋根工事を最小限にすると、
コストは下がるけど・・・

子どもにとって、
居心地が良くなさそうだね。

確かに
そうですね。

屋根を工事する範囲を広げて、
子ども部屋の天井高を確保します。

本棚の壁:模型(新建築紀行)

こっちの案の方が
良いね。

子供も、
のびのび過ごせると思います。

子ども二人とも、中学生になったし、部屋で本読んだり
勉強したり、集中できるようにしよう。

屋根の工事は、出来るだけシンプルに設計して、
コストアップを抑制しよう。

わかりました。
設計図面を作成します。

設計案の建主への説明

本棚の壁:模型(新建築紀行)

検討した結果、屋根を大きく改修する案を作り、建主に説明することにしました。

予算もありますので、合理的・シンプルな設計で、コストを出来るだけ抑えることを考えます。

子供部屋は天井全体が高いほうが、
子どもが過ごしやすいです。

そのため、屋根を大きく改修した方が
良いと思います。

建主に模型をお見せして、説明します。

確かに、
こちらの案の方が良いですね。

屋根の改修面積が大きくなると、
コストアップします。

出来るだけ合理的に設計して、
コストを抑える工夫をします。

この方向で、
設計を進めて下さい。

屋根の改修範囲が決定し、内部の詳細の設計を詰めてゆきます。

次回は上記リンクです。

竣工写真等は、下記サイトからご覧ください。

新建築紀行

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