前回は「戸建住宅リノベーション・リフォーム設計プロセス①〜本棚の壁・現地調査・吹抜に増築〜」の話でした。
吹抜に増築

こんにちは。
もともとあった吹抜に床を貼って増築し、子ども部屋を作る計画です。
吹き抜け上部は、勾配屋根になっています。

そこを個室するには、天井高を確保する必要があります。
その為には、屋根を新しくつくり変える必要があります。


屋根は防水工事などがあって、
結構コストが掛かる。



コストと住まいの環境を考えて、
設計を進めよう。



まずは、最小限の屋根の変更で
検討してみます。
子供部屋の一部天井を、高くする案を検討します。
屋根の検討:模型





屋根工事を最小限にすると、
コストは下がるけど・・・



子どもにとって、
居心地が良くなさそうだね。



そうですね。



屋根を工事する範囲を広げて、
子ども部屋の天井高を確保します。





こっちの案の方が
良いね。



子供も、
のびのび過ごせると思います。



子ども二人とも、中学生になったし、部屋で本読んだり
勉強したり、集中できるようにしよう。



屋根の工事は、出来るだけシンプルに設計して、
コストアップを抑制しよう。



わかりました。
設計図面を作成します。
設計案の建主への説明


検討した結果、屋根を大きく改修する案を作り、建主に説明することにしました。
予算もありますので、合理的・シンプルな設計で、コストを出来るだけ抑えることを考えます。



子供部屋は天井全体が高いほうが、
子どもが過ごしやすいです。



そのため、屋根を大きく改修した方が
良いと思います。
建主に模型をお見せして、説明します。
確かに、
こちらの案の方が良いですね。



屋根の改修面積が大きくなると、
コストアップします。



出来るだけ合理的に設計して、
コストを抑える工夫をします。
この方向で、
設計を進めて下さい。
屋根の改修範囲が決定し、内部の詳細の設計を詰めてゆきます。
竣工写真等は、下記サイトからご覧ください。