名古屋の街と熱田神宮〜織田信長と名古屋・信長の願い〜|建築と旅

前回は「岐阜の旅と建築 2〜美しき野原・美濃国と建築〜」の話でした。

目次

名古屋の街

名古屋の建築(新建築紀行)

岐阜を訪問した際に、名古屋に立ち寄りました。

岐阜と名古屋は非常に近くて、在来線で20~30ほどで岐阜駅から名古屋駅に到着します。

意外と
近い・・・

大阪と京都、あるいは大阪と神戸も行ってみると「思いのほか近い」ことに気付きます。

このように旅では「いろいろな意外なこと」に出会うことが面白いです。

名古屋市中心部は、様々な現代建築があり、歩いていて楽しい街です。

名古屋の建築(新建築紀行)

この躍動かな触れるデザインの建築は、名古屋の街並で非常に目立ちます。

名古屋城

名古屋の建築(新建築紀行)

「金の鯱鉾」で有名な名古屋城。

少し「再建された感」が強いので、熊本城や姫路城と比較すると、歴史好きな僕としては、

もう少し、
古い城郭建築らしいと良いのだけど・・・

ちょっと面白みにかけます。

名古屋の建築(新建築紀行)

せっかくの石垣に配線のモールのようなものが張り付いていて、

このようにしないで、
景観に配慮して欲しい・・・

こういう配線・配管が、かなりガッカリします。

特に、このような「観光資源の建築」には、配慮して欲しいです。

名古屋の建築(新建築紀行)

名古屋市立美術館は、黒川紀章氏らしい「格子による中間領域」をコンセプトにしています。

織田信長と名古屋

戦国大名 織田信長(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

愛知県・名古屋市といったら、なんといっても「織田信長の出身地」です。

桶狭間の合戦で戦国の世に躍り出た織田信長。

そして、この名古屋周辺の尾張国が彼の出身地です。

織田信長が世に出る
きっかけになった桶狭間の合戦・・・

その際に、信長が「祈願した」と伝わる
熱田神宮へ行こう!

熱田神宮へ向かいました。

熱田神宮:織田信長の願い

熱田神宮(新建築紀行)

比較的シンプルな建築ですが、雄大な神宮の世界が広がります。

熱田神宮(新建築紀行)

少しそっけないくらい、すっきりとした建築です。

この熱田神宮で、460年近く前の1560年、

我が織田家を
今川家に勝たせていただきたい!

と祈願したと伝わります。

戦国時代では、信長の本拠地として有名だっただけではなく、米の生産量(石高)が非常に高かった尾張。

戦国期の国別石高(歴史群像シリーズ 1 織田信長 学研)

肥沃の地であった終わりは、石高で堂々の三位です。(広大な陸奥を除く)

さらに、商業も栄えており、太平洋側の水運の拠点でもあった尾張。

当時、「日本で最高の国」の最有力候補の一つでした。

その後、徳川幕府の時代となり、尾張は「徳川御三家の一つ」として栄え続け、現代に至ります。

熱田神宮を見ながら、名古屋の現代建築・街に想いを馳せました。

新建築紀行

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