戸建住宅の工事現場のプロセス:屋根のFRP防水仕上げ〜断熱工事・分厚いロックウールで高い施工性と断熱性能〜|豊島の家13・東京の建築設計

前回は「戸建住宅の工事現場のプロセス:外壁の防水工事と防水シート〜軒とパラペット・異質の材料が接合する部分〜」の話でした。

目次

屋根のFRP防水仕上げ

豊島の家:屋根防水工事(新建築紀行)

豊島の家は、陸屋根でFRP防水です。

一般的にフラットルーフの箱型の建築は、比較的安価なシート防水で施工することが多いです。

今回は、外部ヴォイドのテラス同様に、屋根もFRP防水として防水性能を高めました。

防水層を丁寧に塗り重ねて、乾いたら最後の仕上げです。

グレーの防水層を最後に塗って、防水層が完成します。

豊島の家:屋根防水工事(新建築紀行)

丁寧に塗り重ねていただき、しっかりした防水層が完成しました。

Yoshitaka Uchino

見た目が非常に綺麗に
仕上がっています。

Yoshitaka Uchino

しっかり施工されているのが、
よく分かります。

断熱工事:分厚いロックウールで高い施工性と断熱性能

豊島の家:壁断熱工事(新建築紀行)

この頃から、内壁の断熱工事が始まります。

外壁に構造用合板をしっかり張っているので、断熱材が納まりやすくなりました。

戸建住宅の断熱材には、私たちはロックウールを使うことが多いです。

グラスウールよりも密実なロックウールは、コストや施工の容易性、そして性能を考えるとオススメです。

練馬の家でも、厚さ100mmのロックウールを使いました。(上記リンク)

かなり厚いので断熱性能が、非常に高いです。

豊島の家は、準耐火建築であるため納まりに制約があるので、少し薄くして厚さ90mmにしました。

これは、省エネの基準を大きく上回り、非常に高い断熱性能が期待できます。

豊島の家:壁断熱工事(新建築紀行)

丁寧にロックウールを施工してゆきます。

断熱材の性能が高くても、施工精度によって断熱性能は非常に変わります。

しっかりと「材料同士の隙間がないように」施工することが大事です。

次回は、配管工事です。

次回は上記リンクです。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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