前回は「戸建住宅の工事現場のプロセス:外壁の防水工事と防水シート〜軒とパラペット・異質の材料が接合する部分〜」の話でした。
目次
屋根のFRP防水仕上げ
豊島の家は、陸屋根でFRP防水です。
一般的にフラットルーフの箱型の建築は、比較的安価なシート防水で施工することが多いです。
今回は、外部ヴォイドのテラス同様に、屋根もFRP防水として防水性能を高めました。
防水層を丁寧に塗り重ねて、乾いたら最後の仕上げです。
グレーの防水層を最後に塗って、防水層が完成します。
丁寧に塗り重ねていただき、しっかりした防水層が完成しました。
Yoshitaka Uchino
見た目が非常に綺麗に
仕上がっています。
しっかり施工されているのが、
よく分かります。
断熱工事:分厚いロックウールで高い施工性と断熱性能
この頃から、内壁の断熱工事が始まります。
外壁に構造用合板をしっかり張っているので、断熱材が納まりやすくなりました。
戸建住宅の断熱材には、私たちはロックウールを使うことが多いです。
グラスウールよりも密実なロックウールは、コストや施工の容易性、そして性能を考えるとオススメです。
リノベーションと断熱設計〜断熱性・施工性が高いロックウール・断熱性能アップで冬も暖かい住まい〜|…
大事な断熱性能の大幅アップ
練馬の家でも、厚さ100mmのロックウールを使いました。(上記リンク)
かなり厚いので断熱性能が、非常に高いです。
豊島の家は、準耐火建築であるため納まりに制約があるので、少し薄くして厚さ90mmにしました。
これは、省エネの基準を大きく上回り、非常に高い断熱性能が期待できます。
丁寧にロックウールを施工してゆきます。
断熱材の性能が高くても、施工精度によって断熱性能は非常に変わります。
しっかりと「材料同士の隙間がないように」施工することが大事です。
次回は、配管工事です。
次回は上記リンクです。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。