前回は「住まいと子どもの教育③〜練馬の家・木のテラス・木の壁・木の机〜」の話でした。
切妻屋根の駅舎:日本古来の建築デザインを活かす
こんにちは。
今回は私たちが素直に思っている、こんな建物を建てたい!と考えた案を紹介したいと思います。
私たちの仕事は、ご依頼いただいたものを設計する以外にも、様々です。
例えば、「○○に美術館を建てるので設計案を募集します」という「設計コンペティション」があります。
それらの「設計コンペ」に参加することもあります。
様々な条件をもとに、
アイデアを考えて、デザインします。
そこで選出され、業務を依頼されることを目指すのです。
様々なアイデア・コンセプトをデザイン
また、ご依頼いただいた際に案をパッと提案するために、
色々なアイデアやコンセプトを考える
ことは大事なことです。
さらに、日頃から「ひらめきの瞬発力」を身につける訓練にもなります。
この間考えた「あのデザインのアイデアを応用できないから」と
考えることもあります。
制約にとらわれない自由な案を、思いついたままに設計することもあります。
こんなアイデアは
どうだろう・・・
あるいは、
こんなアイデアをもとに、コンセプトをつくれないかな・・・
最終的に「形になる」建築ですが、最も大事なのはアイデア・コンセプトです。
日頃から、「アイデアを非常に重視する姿勢」で設計をしています。
そこで、簡単な絵を描いたり、模型を作ったりして、
このアイデアは
面白いかも・・・
と夢想することもあります。
地域に開かれた駅舎:駅の公共性と人々の空間
こちらのデザインは、駅舎のコンペに参加した時の案です。
戸建住宅でよく見かける、山折りの屋根を「切妻屋根」と呼びます。
切妻屋根を二つ並べたギザギザの屋根は、
地域の特性である周辺の山々を表現しました。
山をイメージして、切妻屋根をデザインしましたが、この切妻屋根は少し変わったデザインです。
「双子の切妻」をイメージして、
双子の切妻が
広がってゆくデザインです。
「電車に乗る」ための施設である駅舎ですが、「駅の公共性」を考えました。
駅舎が
地域の中心の空間の一つになればいいな!
「駅の公共性」を高め、「駅舎の機能」だけでなく「人々の空間」となることを考えました。
そこで、駅の構内では、絵画の展覧会や特産物の販売などを出来るスペースを設けてました。
電車を利用する為だけではなく、
地域に開かれた駅として設計しました。
広々とした構内からは青空も臨むことが出来ます。
光があふれる空間として、周辺住民の方にとって憩いの場となり、親しみを持ってもらえるような駅を考えました。
模型写真等は、下記サイトをご覧下さい。