戸建住宅リノベーション・リフォーム設計プロセス①〜本棚の壁・現地調査・吹抜に増築〜|東京の建築設計

前回は「大きな公園とゆったりとしたくらし②」の話でした。

目次

リノベーションの現地調査

本棚の壁:2階廊下・階段(新建築紀行)

こんにちは。

今回は、本棚の壁というリノベーションの話です。

建主の家族構成は、ご夫婦、息子、娘の4人家族です。

年頃になった男の子と女の子なのに、1つだった子ども部屋。

子ども
それぞれの個室を、つくって欲しい。

オシャレな
デザインにして欲しい。

と、ご依頼がありました。

まず現地へ行き、現在の状況を確認します。

この吹抜に床を貼って、
子供部屋を増やしてほしいです。

子供部屋の
大きさに希望はありますか?

狭くてもいいので、子ども二人に、
それぞれの部屋をつくって下さい。

わかりました。

2階の様子を
拝見します。

住まいの特徴を探る

階段を上がり2階へ行くと、広い廊下があり書斎の様になっています。

そこから吹抜けを通して、下のリビング・玄関と立体的につながっています。

読書が大好きな、ご家族でした。

2階の廊下には小説・図鑑・漫画などが沢山あります。

こんなに本が沢山あるお宅は、
珍しいね。

そうですね。
すごい沢山ですね。

このようにリノベーションの現地調査では、住まいの特徴を探ることも大事です。

これらの本を置く本棚など、
ご要望はありますか?

本棚は、
たくさん欲しいです。

子供部屋を増やすことと、
新たに本棚を作る設計を考えます。

既存図面と併せて、柱や開口の位置などを確認して、現地調査を終えます。

デザインのテーマ

こうして、本プロジェクトのリノベーション計画が、スタートしました。

本棚を、
デザインテーマにしよう。

デザインテーマは、現地調査の日に決定しました。

本棚の壁:模型(新建築紀行)

このプロジェクトの良かったところは、既存の図面がしっかりあったことです。

その図面をもとに、現地調査をしました。

図面が全くなく、図面を復元することから始まった「練馬の家」とは、大きな違いです。

次回は、初期案の話です。

竣工写真等は、下記サイトからご覧ください。

新建築紀行

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