前回は「大きな公園とゆったりとしたくらし①〜公園の中を散歩しているような階段・環境を活かした建築〜」の話でした。
大きな公園とゆったりとしたくらし:石神井公園の集合住宅
こんにちは。
前回は都心の大きな公園の目の前に建てた集合住宅を紹介しましたが、他の建物をご紹介します。
有名な都内の、石神井公園公園に隣接する計画地に建てた「石神井公園の集合住宅」です。
石神井公園は、とても大きな公園で、大きな二つの池をメインとしています。
四季折々の花が楽しめたり、サッカーなど出来るグラウンドなどもある、とても賑やかな公園です。
計画地との位置関係は、計画地の裏側が公園に隣接します。
そして、計画地からは公園にある沢山の大きな木々が見える位置になります。
大きな公園が身近にあるという環境を活かして、
住まいに自然を
取り入れたいと考えました。
1.2m角の正方形の出窓をつくり、その窓に公園の木々が映し出されるというものです。
自然の樹木に包まれた住まい
私たちはピクチャーウィンドウと呼びます。
外の風景が窓によって切り取られ、絵画のように見える窓の作り方です。
何気ない日々に穏やかな景色を添えて、
公園をより身近に感じながら
日々過ごしてほしいな、と思いました。
自然に親しんだ生活を送ってもらえる住宅を目指しました。
自然の樹木に包まれた
住まいをイメージしました。
完成後、建主や入居している皆様から、中庭がとても好評であることを聞きました。
この中庭のデザインは、
風致地区の厳しい制限をクリアする解決策でもありました。
素晴らしい環境だけに風致地区の非常に厳しい制約があったため、設計の工夫をしました。
中庭のデザインによって、厳しい建蔽率をクリアして、最大限の容積を確保しています。
法規とデザインの融合を
強く意識して、設計を進めました。
周辺環境の特性を活かして、その場所に合った建物をこれからも設計した行きたいと思います。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。