前回は「アイデア:揺らめく自然~自分だけの空・中庭・石神井公園の集合住宅〜」の話でした。
アイデア:揺らめく自然~自分だけの空・中庭・石神井公園の集合住宅〜|東京の建築設計から
「自分だけの空」と中庭・外部の都市空間の自然が重層する空間
目次
自然の光と風
石神井公園の集合住宅における、「揺らめく自然」の話の続きです。
集合住宅において、光や風などの自然に、より近い生活空間を創り出したいと考えています。
Yoshitaka Uchino
光や風などの自然を
大事にしています。
石神井公園の集合住宅では、広場のような中庭を創り、光や風を感じられる空間を創りました。
中庭に面した2住戸は、中庭から直接出入りします。
住まい手はエントランスホールに入った後、外部空間である中庭に出て自分の住戸に到達します。
住まいと中庭
雨が降っていれば、傘をさしてエントランスホールから出て、中庭を通らなければなりません。
雨の日は、不合理な面もありますが、
マンションでは得られない空間です。
晴れた日は、
気持ち良いですね。
雨を感じる空間
雨の時は、「雨という自然」を身近に感じることが出来ます。
この中庭は、実際の広さとしては小さい空間です。
住まい手にとっては、大いなる精神的広さを持つ、小さな宇宙となることを意図しています。
三方を外壁に囲まれた住戸は、たくさんの窓を持ちます。
各方面から開口から光がそそぎこみ、
風が通ります。
光や風、あるいは雨などの自然をいつも感じることが出来るような住空間を目指しています。
次回は上記リンクです。
完成写真は、下記からご覧ください。