前回は「模型 2:コンセプト模型〜コンセプトを明快な形に〜」でした。
今回は、現場から離れて、アイデアの話です。
建築をデザイン・設計する際には、最初にアイデアやコンセプトを考えます。

最初のアイデアを、
最も大事にしています。
そして、法規、敷地・建物の現状を考慮します。
自然の光や風を、建築に取り込むことを考えていています。
時刻や季節によって変化する「揺らめく自然」を、デザインに活かしたいと考えています。


練馬の家では、様々な光をすくい取りたいと考えてました。
空間の中で光を顕在化させ、日常生活でみている自然の光とは異なる光をすくい取ります。



光の美しさを感じられ、
光によって空間を異化したいと思います。


練馬の家では、南に面するテラスから溢れんばかりの自然の光が差し込みます。
それらの光とは違う、刻々変化する美しい光を空間に取り込みたいと考えました。
新たにつくったスリット窓からは、絞った鋭い自然光が差し込みます。
その自然の光は、季節や時間によって光の強さや色が変化します。


スリットを梁状の間接照明が対峙し、自然の光と人工の光が出会い、対話します。



様々な光との出会いが、
空間を彩ります。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。