揺らめく自然と様々な光をすくいとること〜建築設計におけるアイデアとコンセプト・四季折々変化する光・練馬の家~|アイデア・東京の建築設計から

前回は「コンセプト模型〜コンセプトを明快な形に・リアルな模型とCG・顕在化したコンセプトから「見えてくる」こと〜」でした。

目次

建築設計におけるアイデアとコンセプト

練馬の家:リビング(新建築紀行)

今回は、建築設計におけるアイデア・コンセプトの話です。

建築をデザイン・設計する際には、最初にアイデアやコンセプトを考えます。

Yoshitaka Uchino

最初のアイデアを、
最も大事にしています。

そのアイデア・コンセプト作りと並行して、法規、敷地・建物の現状を考慮します。

Yoshitaka Uchino

その上で、アイデアを
イメージに発展させて行きます。

経済性の追求が大きい集合住宅などのプロジェクトでは、少し異なります。

「法規による最大の床面積の確保」が望まれるため、「出来るだけ多くのボリューム確保」を優先します。

そのプロセスで、「最大のボリューム」とデザイン・コンセプトを両立させることを考えます。

揺らめく自然と建築

練馬の家:リビング(新建築紀行)

自然の光や風を、建築に取り込むことを考えていています。

時刻や季節によって変化する「揺らめく自然」を、デザインに活かしたいと考えています。

パースペクティブ(新建築紀行)

練馬の家では、様々な光をすくい取りたいと考えてました。

木造戸建住宅リノベーションの練馬の家では、基本となる空間の骨格はすでに決まっています。

そこで、新たにつくったスリット窓を作って、空間に変化を与えました。

スリット窓からは、絞った鋭い自然光が差し込みます。

様々な光をすくいとる

練馬の家:スリットからの光(新建築紀行)

空間の中で光を顕在化させ、日常生活でみている自然の光とは異なる光をすくい取ります。

Yoshitaka Uchino

光の美しさを感じられ、
光によって空間を異化したいと思います。

パースペクティブ(新建築紀行)

練馬の家では、南に面するテラスから溢れんばかりの自然の光が差し込みます。

それらの光とは違う、刻々変化する美しい光を空間に取り込みたいと考えました。

四季折々変化する光が、空間を満たします。

その自然の光は、季節や時間によって光の強さや色が変化します。

模型(Copyright : YDS)

スリットからの自然の光と梁状の間接照明が対峙します。

いわば、自然の光と人工の光が出会って対話するイメージです。

Yoshitaka Uchino

様々な光との出会いが、
空間を彩ります。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

次回は上記リンクです。

新建築紀行

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