前回は「アイデア:都市広場 6〜練馬の家〜」の話でした。

今回は、熊本の家における都市広場の話です。
住宅における「広場の空間」を、子ども部屋とつなげたいと考えました。


子ども達が部屋と屋外の広場の空間を、
駆けめぐるイメージです。
そこで、2階のテラスを、どのように配置するかを考えました。
テラスを廊下に面させ、子ども部屋と隣接させました。


そして、テラスの広場としての機能を高めました。



テラスを中心とする回遊性が創り出せないか、
と考えました。
回遊性によって様々な動線が生まれ、空間に深みが出ます。
廊下と子ども部屋が、テラスを囲むようにデザインしました。


子ども部屋に挟まれたテラスは、子ども達にとって格好の広場となるでしょう。
両側の子ども部屋と廊下から出入りできる「開かれた空間」です。



都市に開かれたこの広場の空間は、
家族の憩いの空間です。
テラスからは空と街、阿蘇の山々を眺めることの出来、この住宅特有の貴重な空間となるでしょう。
完成写真は、下記からご覧ください。