前回は「アイデア:都市広場 ~ふじみ幼稚園・園児たちが集まって交歓する広場・エントランスホールを園児の広場に・園児たちの作品が掲げられるミュージアム・スクエア~」の話でした。
アイデア:都市広場 ~ふじみ幼稚園・園児たちが集まって交歓する広場・エントランスホールを園児の広場…
子どもたちの作品で溢れる広場
目次
住まいの広場:アウトドアリビング
今回は、練馬の家における都市広場の話です。
住宅において、「広場の空間」をつくりたいと考えています。
「練馬の家」において、余白のように残っていた庭を活かそうと考えました。
Yoshitaka Uchino
リビングと繋がった「アウトドアリビング」として、
再生することを考えました。
庭のあった場所に無垢の木を使ったテラスをつくり、リビングルームとは大きなサッシュでつながります。
「無限の吹き抜け」を持つ空間
子どもたちがリビングから外へ出てゆき、走り回るイメージです。
アウトドアリビングのテラスは、空という「無限の吹き抜け」を持つ広大な空間となります。
そこで大人はベンチに腰掛けてお茶を飲んだり、読書したりするでしょう。
元々は、あまり有効活用されいなかった庭でした。
2階のバルコニーを支える支柱が邪魔をしていて、庭としての適切な空間ではなかったのです。
その庭の空間をデッキにしてアウトドアリビングにしたのです。
このように、既存の状況を活用して、新たな空間を生み出すのは、
リノベーションの
醍醐味です。
「木に囲まれた空間」で過ごすイメージ
テラス脇の塀が低かったため、「視線を遮ること」と「木に囲まれた空間」をつくりました。
そして、デッキと同じ木材で目隠しの壁を作りました。
いわば「木に包まれた空間」で家族の方々が、楽しめる空間になるでしょう。
リビングと共に、「木の空間」として再生することを目論んだ練馬の家。
室内の「あらわしの梁」とテラスの床と壁の木によって「木の空間」を生み出しました。
「揺らめく自然」の展開〜茨城の家から蚕糸の森アパートメントへ・「設計のコンセプト・アイデアの根源…
アイデア・コンセプトを貫く設計姿勢
次回は上記リンクです。