前回は「アイデア:都市広場 2~石神井公園の集合住宅~」の話でした。

今回は、石神井公園の集合住宅における都市広場の話の続きです。
石神井公園の集合住宅では、中庭(広場)から各住戸・各階の廊下へ自然光が降り注ぎます。

住まい手は自らの住戸から街へ出かける際、EV・階段によりエントランスホールへと降りる際に、自然光に照らし出された空間を進みます。

自然光の変化によって、シンプルな直線の廊下の空間で、
四季折々の風情を感じられます。


生み出される光と影による「光と影のうつろい」を感じることを意図しています。
集合住宅の空間においては、このような広場の空間と同時に道の空間も創り出したいと考えています。


それぞれの住戸にたどり着くための単なる経路ではなく、楽しみながら到達できるようにしたいと考えています。
ここでは広場の中に道の空間として階段を配置し、立体街路の様な空間を創り出しました。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。
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YDSは建築家 内野吉貴率いる建築設計事務所で、豊富な実績と受賞歴を持ちます