前回は「大きな模型で空間を体験〜「なるほど」という納得・「こんな感じなんだ」という感動・「体験という可能性」を持つ模型〜」の話でした。
家具の全体デザイン:建主の希望を全て反映した機能性
こんにちは。
私たちは自分たちで家具をデザインして、一つ一つ特注で作ることがほとんどです。
全体的なイメージは、
私たちが設計しますが・・・
細かな使い勝手などは、
建主のご要望を全て反映します!
今回は、その細部にこだわっているポイントについて、今回はお話します。
シンプルでスタイリッシュな家具を設計
キッチン・洗面化粧台・靴箱などの収納家具は、すべてにおいて出来る限りシンプルにデザインします。
要素を削ぎ落として、
シンプルにデザインします!
「シンプルで美しく、機能性が高い家具」をいつも心がけています。
そのための手段の一つとして、取っ手をなるべくつけないということがあります。
取っ手がなくても、隙間をつくってそこに指をいれて、開く方法があります。
プッシュラッチという、押して開けて、磁石の力で閉じるという方法もあります。
取ってをつけないシンプルデザイン
使い勝手にも問題はないです。
そして取っ手がないことで、家具自体がすっきりします。
スタイリッシュな
デザインになります。
個人的な感想ですが、取っ手がついているとぶつかったり服が引っかかることがあります。
私としては、取手が無い方が好みでもあります。
Simple is Best
ですね。
取ってをつけるか、
つけないかって、とても細かいけど・・・
そこまで
こだわっているの?
こう思う方もいらっしゃるかもしれません。
大泉学園の家では、階段の手すりのディテールにとことんこだわり、シンプルにデザインしました。
柱と梁を活かして、
階段の手すりを支えています。
ディテールまで検討することで、より洗練されたものが出来上がっていきます。
私たちがよくデザインする「スリット窓」は、これまでにいくつかデザインして、実現してきました。
製作サッシュと
壁面のディテールを突き詰めて考えています。
その結果、デザインが少しずつ進化してきたことを実感しています。
こうして、一つ一つの作品ごとに、全体のデザインと詳細のディテールを細部まで詰めてゆきます。
このような「細部への強いこだわり」が、美しき・力強い空間を生み出すと考えて、設計しています。
次回は上記リンクです。