前回は「お部屋をおしゃれにみせる照明器具」の話でした。

こんにちは。
建築家の建てる家となると、デザインのことばかり注目されがちかもしれません。
私たちは地震に強い構造を、構造専門設計事務所に依頼し、詳細な構造計算・計画して頂きます。

デザインだけではなく、
構造・機能面も、しっかりと設計しています。


私たち建築家は構造に関して基本的な知識はあるので、まずは私たちが構造面を考慮して設計します。
その後、構造設計を専門で行っている会社に依頼して、専用の構造プログラムを用いて詳細な構造設計を行います。
そして、耐震性の高い建物をつくり上げます。


構造的に問題がないか、構造体だけで模型を作って検討することもあります。
熊本の家では、木造の在来工法という柱・梁の軸組構造です。



軸組模型といって、
家を支える構造体だけでつくった模型です。
柱・梁と、濃い茶色は「筋交」という柱と柱の間に斜めの材をいれて耐震性を高めます。


半透明の板は、構造用合板という柱間に設置する「耐力壁」です。
筋交と同様に、耐震性を高める機能を果たしています。


模型であっても、しっかりと忠実に作ると、がっちりとした感じがわかります。



揺らしても、全く
ぐらつくことがありません。
構造的な面でも、専門家の方と共に検討して、充分に耐震機能の高い家を作っています。