前回は「やっぱり気になるコストのこと」の話でした。

こんにちは。
階段はデザインや場所によって、様々な表現をすることができます。
豊島の家では、リビングと一体化させて吹き抜けの中に階段をつくりました。
そして、階段の段板の一部を延長させて、棚や机として機能させました。

開放的な階段で、階段下も機能的になるようデザインして、リビングと2階を自然につなげてくれる存在です。

熊本の家では、小さな子どもたちがいることに配慮しました。
そこで、子どもたちが安全に上がり、下がりできるように、途中で90度曲がる形の階段です。
玄関からリビングを通って2階へ行くという動線から考えました。

キッチンの横に、位置する階段です。


階段スペースとしては独立してあり、そこには2階にあるテラスからの光が注ぎ明るい空間になっています。



階段の下はキッチン関係の収納、
生活用品などの収納として機能しています。


練馬の家では、土間に面して階段があります。
一番下の段板を壁まで伸ばして、土間で靴を脱ぎ履きする時の腰掛ベンチとして機能させました。


また階段の反対側は壁を隔てて洗面室となっています。階段の形を活かした収納棚として機能させました。
それぞれの住宅によって、階段にも設計者の思いが表れています。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。