蚕糸の森アパートメント 10〜ピット耐圧盤工事〜

前回は「蚕糸の森アパートメント 9〜ピット配筋検査〜」の話でした。

配筋検査の指摘事項の対処が完了し、いよいよ最初のコンクリート打設になります。

まずは最も下部の耐圧盤を打設します。

耐圧盤打設

壁式鉄筋コンクリート造は、各部分の直方体の「直接基礎」を掘った地盤につくる方法が多いです。

今回は木造個人邸の基礎と同様に、平たい耐圧盤を最下部に設置する構造にしました。

建物と同じ形状の平たい耐圧盤が、
下部の地面に、ドッシリと乗るので安定します。

そして、断熱材を施工してゆきます。

ピット断熱材設置 1

今回は、地下は趣味のためのスペースとして使われますので、断熱材は非常に重要です。

ピット断熱材設置 2

分厚い断熱材がギッシリと満遍なく設置されてゆきます。

これで断熱性能はバッチリです。

地下は機械換気しますが、地上部分に比べて空気の流れは少なくなります。

時期によっては結露が発生しやすいので、
断熱材を、きちんと施工することがポイントですね。

ピット断熱材設置 3

公園の樹木が青々としてきた中、入念に工事が進められてゆきます。

次回は、ピットの配筋検査です。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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