前回は「蚕糸の森アパートメント 9〜ピット配筋検査〜」の話でした。
配筋検査の指摘事項の対処が完了し、いよいよ最初のコンクリート打設になります。
まずは最も下部の耐圧盤を打設します。

壁式鉄筋コンクリート造は、各部分の直方体の「直接基礎」を掘った地盤につくる方法が多いです。
今回は木造個人邸の基礎と同様に、平たい耐圧盤を最下部に設置する構造にしました。

建物と同じ形状の平たい耐圧盤が、
下部の地面に、ドッシリと乗るので安定します。
そして、断熱材を施工してゆきます。


今回は、地下は趣味のためのスペースとして使われますので、断熱材は非常に重要です。


分厚い断熱材がギッシリと満遍なく設置されてゆきます。
これで断熱性能はバッチリです。
地下は機械換気しますが、地上部分に比べて空気の流れは少なくなります。



時期によっては結露が発生しやすいので、
断熱材を、きちんと施工することがポイントですね。


公園の樹木が青々としてきた中、入念に工事が進められてゆきます。
次回は、ピットの配筋検査です。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。