前回は「蚕糸の森アパートメント 4〜試験練り 2〜」の話でした。
今回は現場に戻りましょう。
現場では掘削工事が続いています。
最初の掘削工事の「1次掘削」が完了し、2次掘削に進んでいます。

地下空間のある建築は初めてですので、いつもより掘る深さが大分深いです。
区の条例により、隣地との距離は比較的ゆとりがあります。
掘っている1.5mほど先には隣の建物があります。
掘削している際に隣の建物に影響があっては大変なことですから、念入りな土留めをします。

太い鉄骨で土留めを補強してして掘削を進めます。

建築というより、
土木工事のようですね。


頑丈な鉄骨に囲まれ、重機がどんどん土を掘ってゆきます。


これだけの土を掘削して運ぶのは大変なことです。
現場の作業員の方々は念入りに、そして慎重に土を掘削してゆきます。
この地域は良質な関東ローム層のある地帯ですから、土も綺麗ですね。



事前の地質調査でも判明していましたが、
非常に良質な地盤です。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。