前回は「プロセス 3 : 熊本の家 3〜模型をつくろう〜」の話でした。

今回は、設計を詰めてゆく話です。
1/50の模型を建主にプレゼンした後、建主からのご要望をお聞きします。

そして、設計変更したり、
アイデアを発展させてゆきます。
自分たちで1/50の模型と睨めっこしながら、「ここはこうしようか?」とか、みんなでディスカッションします。
そして、デザインはどんどんグレードアップし、精度を増してゆきます。



もう少し大きな模型、1/30の模型を作りました。


1/30の模型と1/50の模型では、大きさが約1.67倍の違いです。
この違いは、とても大きいです。



ほとんど「実際の空間」として感じられます。
1/50の時は既製品の人形がありますが、1/30ぴったりの人形は既製品ではないです。
自分で作って、模型に入れてみましょう。
やはり、人が入るとスケール感抜群ですね。


棚などの家具も詳細に作り込んで、棚の高さや大きさまで検討できます。
CGも空間が良く分かりますですが、大きな模型を作ることは、スケールやプロポーションの確認になります。
さらには実際にライトを当ててみると、自然光がどんな風に広がってゆくか分かります。


大きな模型は、いいですね。
「本棚の柱」でも、大きな模型を作成しました。
完成写真は、下記からご覧ください。