山の中の木のホテル:設計プロセス③|東京の建築設計

前回は「山の中の木のホテル:設計プロセス②」の話でした。

オーガニック・ルーフ(Copyright : YDS)

今回の建物はホテルなので、日常の住まいとは少し異なるデザインとします。

プライバシーも確保しながら、住宅よりも開放的なつくりとしています。

窓をとれるところは大きく、外部とのつながりも重視しています。

天井も勾配をとり高めにすることで、空間に広がりが生まれます。

オーガニック・ルーフ(Copyright : YDS)

一つ一つの客室はゆとりあるタイプとなります。

そこで、基本的にはファミリーを対象と考えています。

旅ならではの開放感を
持って過ごして欲しい。

大人も子供も自然の中で、
のびのびと過ごしてほしい。

建主の考えに共鳴し、デザインを進めてゆきます。

オーガニック・ルーフ(Copyright : YDS)

メイン棟では、受付やレストラン、ショップの他にワークショップなどを開催します。

「地域に開けたホテルとなって欲しい」
というコンセプトです。

あの棟で、
今日のイベントをやっているんだ!

と様子がわかりやすいように、客室棟よりも大きな窓としています。

オーガニック・ルーフ(Copyright : YDS)

ホテル敷地内の、外部空間も積極的に利用してもらえる様な設計としています。

この地域の緑を守る為に、植樹体験を出来るスペースや

自然の中で思い切り体を動かす、プレイパークのような計画をしています。

少し贅沢な非日常空間を楽しみながら、
地域に親しまれるホテルを目指します。

これから、設計を詰めてゆき、実施設計を進めてゆきます。

そして、工事会社を選定し、費用も考慮しながら調整を行います。

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