山の中の木のホテル:設計プロセス②|東京の建築設計

前回は「山の中の木のホテル:設計プロセス①」の話でした。

オーガニック・ルーフ(Copyright : YDS)

配置と建物のボリュームが決まってきました。

次に各棟に関係性が生まれるよう、屋根の形で各棟を関連付けます。

メインの棟に対して、
山・谷となる屋根の形にしてみよう。

片流れの屋根ですね。

それぞれの屋根に
勾配の変化をつけてみますか?

そうだね。

各棟のカラーを出しながら、
一体感のあるホテルにしよう。

デザインのコンセプトが固まってきました。

オーガニック・ルーフ(Copyright : YDS)

このデザインによって、棟と棟の間に出来る外部空間も活かされます。

室内に居ながらも、
自然を近くに感じることが出来ますね。

それぞれ棟が分かれていても、
外部と繋がる感じがするね。

自然に囲まれた雰囲気を取り入れる為に、最大限窓を大きく設けます。

木造軸組構造として、規則正しく柱梁を配置します。

オーガニック・ルーフ(Copyright : YDS)

勾配屋根となっているので、天井が高くとれるところもあります。

そのようなところは、梁のより上に窓を設けることも可能です。

メイン棟は、
外壁を構造より外側としよう。

外壁の角に、
大きく窓がとれるね。

開放的でいいですね。

主体構造は、しっかり作る必要があります。

均等グリッドで、しっかりした構造をつくり、周囲に開放感のあるガラス面の多い外壁を作ります。

オーガニック・ルーフ(Copyright : YDS)

基本的な計画案が決まり、建主と打合せも進めます。

自然と建築が融合した
デザインです。

周辺環境が活かされている
素敵なデザインですね。

有難う御座います。

全体のデザインコンセプトが固まり、詳細を詰めてゆきます。

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