前回は「幼稚園リノベーションのポイント②〜リノベーション設計・現地調査・園児達の過ごし方・みそら幼稚園〜」の話でした。
幼稚園リノベーションのプロセス・流れ
耐震改修とリノベーションの設計を依頼いただき、みそら幼稚園に伺いました。
・園児達の安全に少しでも影響がないようにしたい
・園児達が、工事の粉塵などを吸うリスクはなくしたい
私たちとしては「建主のご要望を超える」設計を、
具現化したいと考えています。
園長先生をはじめとする先生方、あるいは、
ね〜ね〜、
あのね・・・
ちょっと、お手洗いが
あまりきれいでないの・・・
きれいに
出来るかな・・・
大丈夫!
お姉さんが、しっかりキレイにするからね!
そこで、長い時間を過ごす園児たちからのご要望を元に、設計案をまとめました。
リノベーションのご要望を伺い、設計の打ち合わせを経て、設計案が固まりました。
今回は、私たち建築設計者が工事を請け負う建設会社を選定する過程の話です。
私たちが
見積内容・金額をチェックします。
工事費用・コストは、とても大きな金額です。
私たちが監理しますが、工事を実際に行うのは私たちではなく建設会社です。
建設会社の選定は、
非常に重要です。
設計をどこまで詰めてから、工事見積もりをするかは、プロジェクトによります。
この時は大枠を固めた上で、建設会社を探して3社に見積もりを依頼しました。
工事見積もりの確認と建設会社の選定
3社の方々、それぞれから詳細な見積書を提出頂きました。
結構、
金額が違うね・・・
そうですね。
見積内容・金額をチェックします。
戸建住宅でも幼稚園などの施設でも、工事費用の見積は、10%程度〜違うことがよくあります。
「工事費用の10%の違い」は、非常に大きな違いです。
まず、各社の工事見積もりを査定させていただきます。
そして、私たちと建設会社の間で、いくつかの質疑応答を行います。
ここの見積内容は、
どのようにお考えですか?
この部分は、
改修の際の手間を少し見ています。
詳細に検討した上で、私たちが建主に1社を推薦します。
私たちは、
この会社が最も良いと考えます。
この時は、園長先生に1社を選んで、ご報告しました。
こちらの
建設会社で結構です。
そして、私たちが推薦した建設会社で決定となりました。
設計から工事へ:プライドと熱意持つ建設会社とタッグ
建設会社を選定するにあたっては、コスト以外にもいくつか重視するポイントがあります。
これまでの実績・技術力に加え、
建築に対する姿勢を重視します。
出来れば、工事現場から近い方が望ましいです。
共に「いい建築をつくりたい」という熱意を共有できる相手であり、お互いを尊重できる会社が最も望ましいです。
「私たちは設計のプロ、
建設会社は工事のプロ」です。
双方の専門を
補い合う関係が良いですね。
そして、きちっとプライドと熱意を持って取り組む「しっかりした建設会社」を選ぶようにしています。
プライドと熱意持つ建設会社とタッグを組んで、工事に進んでゆきます。
次回は上記リンクです。
完成写真は、下記からご覧ください。