みそら幼稚園の耐震改修とリノベーション②〜設備配管の合理的設計とかわいいシンク・古いタイプのお手洗いを一新・園児たちの大事な成長の空間・パステルカラーの広いお手洗いの空間〜|幼稚園の設計コンセプト

前回は「みそら幼稚園の耐震改修とリノベーション①〜手や顔を洗う洗面を可愛らしく・トイレを一新して清潔感アップ・成長が感じられる可愛らしいシンクをデザイン〜」の話でした。

目次

設備配管の合理的設計とかわいいシンク

みそら幼稚園:2階廊下(新建築紀行)

こんにちは。

園児たちが手や顔を洗うシンクは、設備配管の更新とともに合理的に設計しました。

新建築紀行
みそら幼稚園:現地調査(新建築紀行)

もとのシンクは角張ったデザインでしたが、園児の雰囲気に合わせた「優しい」デザインにしました。

角をとって、モザイクタイルを貼った可愛い感じのシンクです。

Mana Muraki

園児たちが
喜んでくれるといいな、と思いました。

古いタイプのお手洗いを一新:園児たちの大事な成長の空間

みそら幼稚園:現地調査(新建築紀行)

今回は、みそら幼稚園の新しくしたお手洗いスペースについてご紹介します。

リノベーション前は全て大人用の高さのブースで、園児たちには少し圧迫感がありました。

そして、全体的に“昔ながらのトイレ”といった印象です。

昔の学校・幼稚園によくある、暗くじめっとした雰囲気もありました。

園長先生

明るい雰囲気の
トイレにしてほしい。

園長先生

園児が安心して使用できるように、
全て洋式に変更したい。

園長先生

園児たちにとって、
使い易く優しいクリーンな印象にして欲しいです・・・

園長先生から、いくつかご要望を頂きました。

Mana Muraki

園児たちに、親しみをもってもらえる
トイレ・お手洗いにします。

新建築紀行
みそら幼稚園:模型(新建築紀行)

保育室の間に配置されたお手洗いの空間。

特に小さな園児たちは、

子ども

トイレに
行きたい!

突然「トイレに行きたい」と言い出すこともあるでしょうから、保育室に隣接していることは合理的です。

そして、小さな園児たちが「トイレを自分でする」ことを学ぶ空間である「お手洗いの空間」。

この空間は、園児たちの成長において非常に大事な空間です。

耐震改修の合理性とともに、一部のスペースを広げることを考えました。

リノベーションの制約があるので、プランの変更は難しいです。

幅が2mに満たない狭い空間を、明るく、広々としたお手洗いにしたいと思いました。

Mana Muraki

明るく、
楽しいお手洗いをデザインします。

パステルカラーの広いお手洗いの空間

みそら幼稚園:トイレ(新建築紀行)

全体的に、かわいらしいパステルカラーをとりいれて、床は木調で教室と合わせました。

ブースは、大人用と園児用で高さをわけました。

手洗い器やシャワーブースなど、設備機器もすべて新しくしました。

みそら幼稚園:トイレ(新建築紀行)
子ども

トイレが、
とっても綺麗になったよ!

子ども

とっても使いやすそうで
いいね!

園長先生

園児たちが、
トイレに行くのを嫌がらなくなりました。

園長先生

かわいいトイレになって、
とても良いです!

先生方から、このようなご報告を頂きました。

以前は露出していた給排水の配管は、まとめて合理化して、目立たないように工夫しました。

Mana Muraki

お役に立てたことを、
とてもうれしく思いました。

次回は上記リンクです。

完成写真は、下記からご覧ください。

新建築紀行

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