世界で一つだけのこだわりのキッチンを作ろう!|東京の建築設計から

前回は「こだわりのキッチン 2〜世界で一つだけの造作キッチン〜」の話でした。

今回は、建主の要望を詰めてゆきます。

建主作成のイメージスケッチが大変重要で、私たちの設計もこのスケッチから始まります。

定規をお使いにならずに、線が曲がったままお出しいただく方もいらっしゃいます。

建主の思い描く、大体の形・具体的な形のイメージは、
とても大事にします。

豊島の家:造作キッチン 5

大皿などは、皿のサイズに合わせた収納を用意します。

開き戸が多くなりますが、ご要望に応じて、引き出しやスライド式収納等を入れます。

開き戸を引き出し・スライド式にするとコストがアップするので、コストとのバランスも大事です。

最初は色々とご要望を頂きますが、開き戸中心でまとめます。

金額に関してはある程度決まった段階で、建設会社・工務店に見積の作成をお願いします。

技術力とコストを検討し、建設会社を決定します。

決定後、建主と建設会社の間で契約して頂きますが、設計はまだ続きます。

キッチン含めた詳細設計を進め、詳細な設計図書を作成します。

豊島の家:造作キッチン 6

キッチン側にコンセントがあると便利です。

2口コンセントをつけて、利便性を高めました。

キッチンではコンセントは少し多めくらいが、
ちょうど良いです。

キッチンでの料理の幅が、
広がりますね。

豊島の家:キッチン施工 1

キッチンは箱に分けて搬入して、現場で組み立てます。

メーカーのキッチンは、多くはMDFという木質繊維を固めた材料を用います。

私たちは、シナ合板で作成するように
建設会社に依頼します。

どちらも強度が強く安定性がありますが、「隠れる部分も、出来るだけ木を使いたい」からです。

ドア等建具は「シナ合板」のクリア塗装仕上げで、作成します。

シナ合板も上手く仕上げると、
美しいですね。

豊島の家:玄関から見る

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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