前回は「こだわりのキッチン 1〜世界で一つだけの造作キッチン〜」の話でした。
今回は、造作キッチンの具体的な図面を作成してゆく話です。
まずは、住宅全体の設計を固めることが大事です。
全体的なデザイン・プラン等を模型やCGでご提案して、ご了承頂きましたら、細かな図面の作成に入ります。
この詳細の検討・図面作成は、お任せいただくことが多いです。
このあたりから、造作キッチンなどの家具の、具体的な設計を進めます。
LDKの重要要素で奥様(ご主人)がとっても楽しみにしている「世界で一つだけのこだわりのキッチン」です。
私たちがまず、空間全体のコンセプトに合わせたキッチンイメージを、まずご提示します。
豊島の家では白い空間に、シンプルな箱型のキッチンを作ることになりました。
箱がスッとLDKに置かれたイメージです。

これなら、「結婚できない男」の建築家 桑野も「いいね」とぶっきらぼうに(笑)言ってくれるでしょうか。
建主が暖かいイメージをご要望されましたので、

白いセラミック製天板以外は、
木で仕上げるイメージです。
木の箱がキッチンになったようなイメージを、ご提案しました。


お気に召していただき、ここからは建主様のご要望中心です。
具体的なご要望は紙にスケッチやラフな図面を描いて頂きます。
「実際に紙に描く」となると、
上手く描けないわ
と躊躇される方が多いのですが、定規をお使いにならなくても、「大体こんな感じ」という絵をお描き頂きます。


その際は、お持ちの沢山のお皿やコップなどの具体的な置き場所、あるいは、お鍋などの置き場所を描いて頂きます。
描いているうちに、奥様(ご主人)ご本人も段々とイメージが湧いてきます。



こういうことを考えるのって、
楽しいですよね。
「ここはやっぱり引き出しにしようかしら。」とか「やっぱり開き戸にしよう」などのご要望をお聞きします。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。