前回は「豊島の家 2〜戸建住宅の工事現場・配筋検査・建物の高さ・地盤高さのチェック〜」の話でした。
豊島の家 2〜戸建住宅の工事現場・配筋検査・建物の高さ・地盤高さのチェック〜|東京の建築設計から
配筋をチェックする配筋検査
目次
コンクリート打設
配筋検査で、鉄筋がきちんと構造設計図書通りに施工されているかを確認します。
OKならば、いよいよコンクリート打設です。
集合住宅などの大規模な建築の場合は、構造の配筋検査で指摘事項が入ることが多いのです。
木造の個人邸の場合、工務店の棟梁がベテランの方でしたら、
まず問題なしです。
まず、底盤にコンクリートを打設し、型枠が綺麗に組まれます。
この型枠で囲んだところに、コンクリートを流し込みます。
ドロドロっとしたコンクリートは、まるで生きているようです。
コンクリート打設の後継も、もうだいぶ見慣れてきました。
最初の作品のコンクリート打設に立ち会った時は、
この柔らかいコンクリートが、
硬いコンクリートに変化するんだ・・・
と、不思議な気持ちになりました。
アンカーボルト・ホールダウンなどの金物
茨城の家 4〜家の工事の流れ・コンクリート打設・金物施工・アンカー・ホールダウン〜|東京の建築設計から
コンクリートを流し込み、打設
この日は天気が良く、気温も暑すぎず、コンクリート打設日和です。
構造を強固にするために、鉄筋のピッチを細かくし、耐圧盤というコンクリート基礎の底面を通常よりも厚くしています。
鉄筋コンクリート造マンションのコンクリート試験練り〜コンクリート打ち放しの美しさ・大事な打設する…
コンクリートの品質確認する試験練り
打設が完了し、3日後くらいに型枠を脱型して基礎工事完了です。
基礎から飛び出ている金物は、アンカーボルト・ホールダウンという土台・柱と基礎を固く結ぶために大事なものです。
リノベーションの時には、基礎のコンクリートの金物は治すことができません。
そこで、土台・柱・梁に金物を追加して、構造を強化します。
リノベーションの構造設計と昔の家の構造〜法規制と大工の感覚・既存の構造を最大限活かす姿勢・耐震補…
新たな筋交・接合金物を設置して耐震補強
これらの金物によって、地震の際、基礎の上に乗っている
木造の建物が揺れるのを止めます。
建物をガッチリ
基礎・地面と結びつける感じです。
次回は、建前・上棟です。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。