戸建住宅の工事現場のプロセス:美しく組まれた鉄筋と配筋検査〜スケールと目視でチェック・建物高さと地盤高さのチェック〜|豊島の家2・東京の建築設計

前回は「戸建住宅の工事現場のプロセス:計画地の法規制と建築基準法〜配筋と基礎工事・整地と均等に並ぶ鉄筋〜」の話でした。

目次

建物高さと地盤高さのチェック

豊島の家:根切底チェック(新建築紀行)

今回は、鉄筋が「きちんと構造設計図書通りに組まれているか」をチェック・確認する配筋検査です。

まずは鉄筋を組む前の「建物の高さをきちんと確認」します。

土を掘って根切りする際に、建物の高さの基準を決定します。

Yoshitaka Uchino

根切底の高さは、建物の高さの基本で、
非常に大事です。

これを間違えてしまうと、建築の高さが変わってしまうので、慎重に確認します。

豊島の家は、専門の構造設計家に構造設計を依頼しました。

配筋検査に構造設計事務所の担当者にも来ていただくこともありますが、今回は私たちが実施しました。

美しく組まれた鉄筋と配筋検査:スケールと目視でチェック

豊島の家:配筋検査(新建築紀行)

現場担当者の方と一緒に、鉄筋の径や組み方、あるいは組む寸法などをチェックします。

この工務店は非常に技量が高く、担当者の方も力量が大変高いこともあり、鉄筋が綺麗に組まれています。

Mana Muraki

メジャーをおいて確認してみると、
ピッタリ100mmピッチで組まれていますね。

豊島の家:配筋検査(新建築紀行)

基礎の立ち上がり部分もバッチリです。

茨城の家の配筋検査と比較してみましょう。

豊島の家:配筋検査(新建築紀行)

こちらは縦横でピッチが異なります。

X方向に100mmピッチ、Y方向に200mmピッチでバッチリ綺麗に組み上がっています。

茨城の家の時は、出来るだけ1階の間仕切りを減らしたために、広大な面を受ける必要がありました。

Yoshitaka Uchino

そのため、茨城の家では、
耐圧盤が頑丈に設計され、X方向のピッチが細かいです。

これらの配筋がビシッと組まれている現場は、施工会社の力量が表れます。

Yoshitaka Uchino

ここまで綺麗に鉄筋が組まれていると、
美しく感じられます。

次回は、コンクリート打設です。

次回は上記リンクです。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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