戸建住宅の工事現場のプロセス:現場監理と設計のイメージ〜建築の原初の姿と模型・ドローイングが持つ力〜|豊島の家5・東京の建築設計

前回は「戸建住宅の工事現場のプロセス:木造軸組が一日で組み上がる上棟・建前〜柱と梁による「建築の原初の姿」・模型のリアリティ〜」の話でした。

目次

現場監理と設計のイメージ

豊島の家:模型(新建築紀行)

今回は、工事現場監理と、設計・イメージの話です。

基礎工事の段階から、私たちは自分のイメージや作成した模型を確認し始めます。

豊島の家:模型(新建築紀行)
Yoshitaka Uchino

「実際に建つ建築」と「自分のイメージ」の間を、
行き来する感じです。

豊島の家:模型(新建築紀行)

建築の原初の姿と模型:ドローイングが持つ力

豊島の家:上棟(新建築紀行)

天候などにもよりますが、木造住宅では上棟時に屋根を貼り、できれば2階の床も貼ります。

軸組でも十分にイメージできますが、屋根が貼られると、かなり建築に近くなります。

2階の床がはられ、内部の吹抜の雰囲気が分かるので、模型写真と比較してみましょう。

豊島の家:1階リビングと二階吹抜(新建築紀行)
豊島の家:模型(新建築紀行)

かなり似ています。

Yoshitaka Uchino

建築において、コンセプトと空間構成は、
最も大事なポイントです。

設計時に模型を眺めながら、あれこれ考えていたフレッシュな気持ちに戻ります。

そして、現実に進んでゆく工事を前に「イメージと現実」の間を行ったり来たりします。

新建築紀行
豊島の家:ドローイング(新建築紀行)

そして、上記のようなドローイングを描いて、設計のアイデアやコンセプトを固めます。

Yoshitaka Uchino

これらのアイデアやコンセプトを
実現するべく、現場で奮闘します。

現場では設計の際に気づかなかったこと・予想外のことも発生します。

Mana Muraki

それもまた
現場監理・建築の醍醐味ですね。

次回から、断熱工事などが進みます。

次回は上記リンクです。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次