前回は「戸建住宅の工事現場のプロセス:木造軸組が一日で組み上がる上棟・建前〜柱と梁による「建築の原初の姿」・模型のリアリティ〜」の話でした。
目次
現場監理と設計のイメージ
今回は、工事現場監理と、設計・イメージの話です。
基礎工事の段階から、私たちは自分のイメージや作成した模型を確認し始めます。
Yoshitaka Uchino
「実際に建つ建築」と「自分のイメージ」の間を、
行き来する感じです。
建築の原初の姿と模型:ドローイングが持つ力
天候などにもよりますが、木造住宅では上棟時に屋根を貼り、できれば2階の床も貼ります。
軸組でも十分にイメージできますが、屋根が貼られると、かなり建築に近くなります。
2階の床がはられ、内部の吹抜の雰囲気が分かるので、模型写真と比較してみましょう。
かなり似ています。
建築において、コンセプトと空間構成は、
最も大事なポイントです。
設計時に模型を眺めながら、あれこれ考えていたフレッシュな気持ちに戻ります。
そして、現実に進んでゆく工事を前に「イメージと現実」の間を行ったり来たりします。
そして、上記のようなドローイングを描いて、設計のアイデアやコンセプトを固めます。
これらのアイデアやコンセプトを
実現するべく、現場で奮闘します。
現場では設計の際に気づかなかったこと・予想外のことも発生します。
それもまた
現場監理・建築の醍醐味ですね。
次回から、断熱工事などが進みます。
次回は上記リンクです。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。