前回は「練馬の家 9〜戸建住宅リノベーション・光をすくい取る・スリット窓・大きな窓〜」の話でした。
目次
心地よい住まい:高い断熱性

着々と断熱材が貼られて、家全体が厚さ100mmのロックウールで覆われました。
床は、厚さ100mmのスタイロフォームで断熱しています。
ちょっと先になりますが、完成後に建主から、
すごく
暖かくなった!
と喜びの声がありました。

とても
嬉しいですね。
建築家としてはデザインが最も大事ですが、断熱性や耐震性も同様にとても大事な事です。
心地よい住まいをつくりたいです。



断熱材の性能や厚さ、貼り方などには、
とても配慮しています。
見えてくる「建築の形」


2階は、石膏ボードで壁を仕上げてきました。
切妻屋根の下地の木の骨組みはいかにも「昔の木造住宅」という感じで、とても良い雰囲気でした。
デザインに活かしたい気持ちもありましたが、建主希望の屋根裏部屋を作るために天井を貼ります。


だんだん「建築の形」が見えてきました。
新築もそうですが、リノベーションの場合、以前の建物がありますから尚更感慨深いです。
この頃になると、現場で建主と打ち合わせしている際、
工事前は、
どうなっていたかしら・・・



こちらが個室で、
ここにドアがありました。
そういえば、
そうだったわね。
住んでいたのに、
解体すると分からなくなるものですね。
という話になることも、よくあります。


ボードが貼られ、だいぶ建築の概形が現れてきました。
これから、どんどん仕上げ工事が進んでゆきます。
次回は、模型の話です。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。