前回は「茨城の家 28〜外壁工事〜」の話でした。
今回は、階段工事の続きと外壁塗装下地工事の話です。
壁に桁をガッチリと施工して、段板を施工して、階段が完成しました。

この階段のデザインには、一つ大事なポイントがあります。

ポイントは、ちょうど階段と重なる位置にある、
丸柱です。
このヒノキの丸柱は、外部ヴォイドのテラスを支えるために、構造的に必要です。
丸柱は、もう一本あって、和室の角に配置しています。
これら丸柱2本は、広いリビングに配置するのは「構造上必要」です。



柱によって、空間に秩序をもたらしたい。


そして、その空間の大事な要素の一つである、柱と階段を一体化させることを考えました。



「丸柱が階段を貫入している」デザインです。
この話を工務店担当者にしたら、「どうやって作るの?」と言われてしまい、一緒に考えました。
そして、段板を加工してもらい、柱と一体感を持たせて施工できました。
綺麗につくるの、大変だったよ
と後で、大工さんに言われましたが、打ち合わせ通りに綺麗にできていて、大満足です。
続いて、外壁塗装下地工事です。
外壁のパネルを貼り終え、ジョリパットで吹き付ける前に、下地処理する必要があります。



「出来るだけ平滑な白い面」の
デザインですね。
もともと別々のパネルを並べて施工しているので、「パネル同士の接続部分」は「割れ」が生じやすいのです。
そこで、パネル同士接続する部分には下地処理をして、平滑になるように施工します。


こういう部材と部材の接合部は、どうしてもヒビ割れが生じやすいところです。



外壁は太陽光などで熱を持つことがあり、
熱によって材料が、多少膨らんだりします。
外壁全面のパネル接続部分を、丁寧に下地処理しました。


次回は、外壁塗装工事です。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。