前回は「木造戸建住宅の工事の流れ〜片流れの屋根がふわっと乗るイメージ・戸建住宅の内装工事と外装工事の同時進行・ホワイトのシンプルな外壁・軒と外壁の統一感〜」の話でした。
柱による空間の秩序
今回は、階段工事の続きと外壁塗装下地工事の話です。
壁に桁をガッチリと施工して、段板を施工して、階段が完成しました。
この階段のデザインには、一つ大事なポイントがあります。
ポイントは、ちょうど階段と重なる位置にある、
丸柱です。
このヒノキの丸柱は、外部ヴォイドのテラスを支えるために、構造的に必要です。
丸柱は、もう一本あります。
その丸柱は、和室の角に配置しています。
これら丸柱2本は、広いリビングに配置するのは「構造上必要」です。
柱によって、
空間に秩序をもたらしたい。
「空間の秩序を柱によって生み出す」ことを考えました。
階段と丸柱:一体化する構造と階段
そして、その空間の大事な要素の一つである、柱と階段を一体化させることを考えました。
「丸柱が階段を貫入している」
デザインです。
この話を工務店担当者にしたら、
どうやって、
作ればいいのかな・・・
ちょっと、
この加工は難しい・・・
「難しいのでは」と言われ、一緒に考えました。
確かに結構難しいです。
階段の段板の施工を
工夫できないですか?
なんとか
工夫しましょう・・・
そして、段板を加工してもらって、部分的に一部を切断して柱と合体させました。
柱と一体感を持たせて施工できました。
綺麗につくるの、
大変だったよ・・・
後で、大工さんに言われましたが、打ち合わせ通りに綺麗にできていて大満足です。
フラットな白いイメージの外壁
続いて、外壁塗装の工事です。
フラットな白いイメージの外壁を作るために、パネルに白い吹き付けで仕上げます。
まずは、外壁下地工事です。
外壁のパネルを貼り終え、ジョリパットで吹き付ける前に、下地処理する必要があります。
「出来るだけ平滑な白い面」の
デザインですね。
もともと別々のパネルを並べて施工しているので、「パネル同士の接続部分」は「割れ」が生じやすいのです。
そこで、パネル同士接続する部分には下地処理をして、平滑になるように施工します。
こういう部材と部材の接合部は、どうしてもヒビ割れが生じやすいところです。
外壁は太陽光などで熱を持つことがあり、
熱によって材料が、多少膨らんだりします。
外壁全面のパネル接続部分を、丁寧に下地処理しました。
綺麗に下地ができてきて、あとは吹き付けるだけです。
塗装や吹き付けは、下地工事が要です。
これなら、
フラットで綺麗な外壁になりそうです。
次回は、外壁塗装工事です。
次回は上記リンクです。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。