前回は「茨城の家 26〜建具枠工事〜」の話でした。
今回は、階段の工事の話です。
内部の壁の下地工事が完了してくると、天井の下地を組みます。

断面が小さい木材を縦横に組んで、天井を貼るための下地をつくります。
ここで精度良く下地を組むことが、綺麗な納まりの建築をつくるために大事なことです。

茨城の家の階段は、シンプルな直階段です。
吹抜とヴォイドのテラスに隣接する位置に配置しました。

「吹抜を感じながら上がり降りする」イメージです。
練馬の家の階段のように、跳ねだしなどは、ないオーソドックスな階段です。
階段は両側の「桁」という厚めの木材で支持するタイプです。
まずは、桁をしっかり加工します。


熟練の大工さんが、丁寧に階段を差し込む穴を開けてゆきます。そして、階段の桁が完成しました。


このどっしりとした大きな桁を階段を設置する壁に埋め込んで、両側で段板を支えます。
桁を壁に設置しましょう。


階段は、人の体重がどっしり乗っかり、移動するので頑丈に作る必要があります。



大きめのビスで桁を柱に打ち込んで、
しっかりと留めています。
だいぶ内装工事が進んできました。
次回は、外壁工事です。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。