木造戸建住宅の工事の流れ〜シンプルな直階段の工事・階段の段板を支える「力持ち」の桁・桁を支える階段の下地・柱にしっかり固定〜|茨城の家27・東京の建築設計から

前回は「木造戸建住宅の工事の流れ〜丁寧に現場加工する製作建具と枠・電気式床暖房と無垢フローリング施工・一枚の自然木の難しい施工・納戸の仕上・呼吸して伸び縮みする桐合板〜」の話でした。

目次

シンプルな直階段の工事

茨城の家:天井下地工事(新建築紀行)

今回は、階段の工事の話です。

内部の壁の下地工事が完了してくると、天井の下地を組みます。

断面が小さい木材を縦横に組んで、天井を貼るための下地をつくります。

ここで精度良く下地を組むことが、綺麗な納まりの建築をつくるために大事なことです。

茨城の家:リビング(新建築紀行)

茨城の家の階段は、シンプルな直階段です。

吹抜とヴォイドのテラスに隣接する位置に配置しました。

Yoshitaka Uchino

「吹抜を感じながら上がり降りする」
イメージです。

練馬の家の階段のように、跳ねだしなどはないオーソドックスな階段です。

階段の段板を支える「力持ち」の桁

茨城の家:階段工事(新建築紀行)

階段は両側の「桁」という厚めの木材で支持するタイプです。

まずは、桁をしっかり加工します。

桁の役目は、段板に乗る人々の体重を支えることです。

Yoshitaka Uchino

桁は、
とても力持ちなイメージです。

熟練の大工さんが、丁寧に階段を差し込む穴を開けてゆきます。

そして、階段の桁が完成しました。

茨城の家:階段工事(新建築紀行)

桁を支える階段の下地:柱にしっかり固定

茨城の家:階段工事(新建築紀行)

このどっしりとした大きな桁を階段を設置する壁に埋め込んで、両側で段板を支えます。

桁を壁に設置しましょう。

階段は、人の体重がどっしり乗っかり、移動するので頑丈に作る必要があります。

Mana Muraki

大きめのビスで桁を柱に打ち込んで、
しっかりと留めています。

茨城の家:上棟(新建築紀行)

建物全体を支える役割を持つ「構造の柱・梁」は、階段などの下地になることもあります。

Yoshitaka Uchino

しっかりした頑丈な柱に
桁を固定します。

だいぶ内装工事が進んできました。

次回は、外壁工事です。

次回は上記リンクです。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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