茨城の家 24〜無垢フローリング床材工事〜|東京の建築設計から

前回は「茨城の家 23〜内部下地工事〜」の話でした。

壁のプラスターボードの下地工事がひと段落したら、床材を貼ってゆきます。

茨城の家は、ナラ無垢材のフローリングです。

厚さ15mmの手触りが優しい無垢材です。

リビング

一般的に使われる床材は「複合板」と呼ばれていて、合板にシートが貼られた製品です。

複合板は安価で施工しやすいので、特に賃貸マンションや建売住宅などで使われています。

合板の上に、厚さ1〜2mmの薄い無垢材を貼った「半無垢材」のようなフローリングもあります。

無垢フローリング工事 1

複合板は幅303mm程度のフローリングが多いですが、無垢フローリングは多くの場合、幅90〜150mm程度です。

そして、「無垢材」なので、一枚ずつバラバラです。

メーカーでキッチリと切って現場に搬入されますが、無垢材ゆえ多少曲がったり、反っているしている材料もあります。

「木は生きている」のですね。

無垢フローリング工事 2

複合板の場合は、慣れた職人さんならどんどん貼って行けます。

無垢材の場合は、反りやあばれを小さくするために、端材を小さくする必要があります。

そして、現場で職人さんたちがピーンと糸を貼って、一枚ずつ「どのように貼ってゆくか」を事前にきちんと検討します。

無垢フローリング工事 3

一枚ずつ丁寧に貼って、貼ってはトンカチでコンコンと叩いて、キッチリ施工してゆきます。

複合板の施工に比べて、はるかに手間がかかる作業です。

職人さんたちの腕の見せ所です。

無垢フローリング工事 4

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

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